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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第5章
56/319

懐かしい響き

5月病を吹っ飛ばせ勝手にチャレンジ企画!

毎日更新挑戦中!


本日は24日目。知ってる人が見れば一発で分かる2人組が出てきます。

好きだから書いた。書きたいから書いた。後悔はしていない。

でも怒られたら全力で謝る所存!(T_T)

「!!この音は!」


私は音の発生源へ吸い寄せられた。

人をかき分け最前列に出ると、そこにいたのは2人組の路上パフォーマー。

1人は赤いラインの入った狸の面を被った男。彼が手にしているのはチェロ。

もう1人は緑のラインの入った狐の面を被った男。

彼が手にしているのは三味線だった。

全く違う2つの音色。一見すると噛み合わないと感じるが、硬く強い三味線の音を柔らかく穏やかなチェロの音が包み込み、それはそれは見事な調和と美しい旋律を奏でていた。


まさか日本から遠く離れた異世界でこんな素晴らしい演奏を聴けるとは思わず、暫し聴き惚れた。

こっちの世界観を(かんが)みるに三味線が存在していたことも驚きだ。

2人の前には投げ銭用に置かれた蓋の開いたチェロケース。

その隣にはこの2人の名前が書かれたプレートが立っていた。


4−3−2(しみず)  狐:サミーロ  狸:ルビアス


し・み・ず!!

こ、これは偶然か!?たまたまなのか!?

1人で動揺し、演奏から気が逸れた時あることに気がついた。

この2人、人間じゃない。受ける印象はドラゴン(うちの子)達に近い。

ということは、この2人は獣人だろうか?だとしたら色々説明がつく。

それとさっきから演奏を聴いていて妙に体が軽いというか

活力が湧いてくるというか・・・

うーん!み・な・ぎ・っ・て・き・た!笛じゃないのに!

これはちょっと色々話を聞いてみたい。


「あいつら、生きてたんだな」

「本当ね、元気そうで何よりだわ」


ヴェールとヴィータの会話を聞くに、やはりあの2人は従魔だったみたいだ。

全ての演奏が盛況の内に終わり、観客が解散していく中

私達は彼等に近寄り声をかけた。


「あの!素晴らしい演奏でした!できればでいいんですが、少しお話をさせてもらえませんか?」

「ありがとうございます!…おや?あなたはもしや・・・」


私を見て何かに気付いた2人は私の後ろにいたヴェールとヴィータを見て驚きの声を上げた。


「やはり神様!ご一緒ということは、あなたは当代の契約者の方ですね!」

「どういうことでしょう?僕達今まで世界中を旅して回って来ましたが、大きな事件はこれといって起こっていませんでしたが・・・」


・・・今、すごく大事な話を聞いた気がする。

「世界中を旅して回っている」彼等が、何も起きていないと言っている。

ましてや彼等は従魔。旅をしている期間が短いとは考えづらい。

私は2人の今夜の予定を聞き何もない事を確認すると、事情を説明し夕食会に参加してもらうように頼み込んだ。了承を得たところで通信球に魔力を流し、レオさんに夕食会に2人追加の旨を伝えた。


そして5人で宿へ戻り、1階の食堂でお茶を飲みつつ

気になっていたことを聞いてみる。


「もしかして、2人の主人って『しみず』さんって名前だったりした?」

「おや、よくお分かりになりましたね。そうです。我々の主は家名が『しみず』だと」

「我々の主は楽器に精通していた方で、特に弦楽器に関しては知識も演奏も素晴らしかったんですよ」

「なので、我々にもそれぞれに1番向いている楽器と奏法を教えて下さいました」


その結果4弦のチェロと3弦の三味線、そして2人だから4−3−2と書き、主の名を冠して「しみず」と読ませるデュオを組んだ。そして主が守ったこの世界の平和を見守るため、路上パフォーマーとして旅をしているということだった。

ここまでお読み頂きありがとうございました。


明日も更新予定!

笛じゃないのにみなぎってきた理由が分からない方は、みなぎってきた で検索して頂けると分かるかと。

明日もよろしくお願いします。

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