出立
5月病を吹っ飛ばせ勝手にチャレンジ企画!
毎日更新挑戦中!
本日は18日目。
今更だけど、チャレンジ企画新年度入ってからすぐやれば良かった。(´・ω・`)
2人から契約者召喚までの本来のプロセスを聞いた私は驚愕した。
「それじゃ、私は何のために誰に呼び出されたの!?」
「それが分かんねぇから、こうして地道に情報収集してんだよ」
そんな理由があったとは・・・。
私としてはただ目立ちたくないから正体を隠したかっただけなのに、これでは正体がバレた途端に命を狙われる危険性まで出てきたじゃないか!
「これから先何があるか分からないけど、今まで通りなるべく私達の正体は明かさない方がいいと思うわ」
「契約者を我が物にして神の力を利用しようと企むヤツが結構いる」
「結構いるんだ…。じゃぁ私を召喚したヤツもそうなのかな?」
「可能性は高い。召喚主も転送場所に俺達の意志が介在するとは思ってなかっただろうが、用心するに越したことはない」
「…ねぇ、レオさんとラインさんもそれを分かってて箝口令を敷いてくれたのかな?」
「それはないと思うわ。さっき説明したように、契約者が召喚されるのは人の手に負えない事が発生してからよ。きっとあの2人は混乱を避けるために口止めをしたんじゃないかしら」
「俺達がこの世界にいるということは何かしら起きているはずだが、今の所世界は平和そのものだからな」
確かにそうだ。今回の害獣被害みたいな小さな事はきっと日々そこかしこで起きているだろうが、今の所大惨事と言える世界規模の出来事はない。
これはヴィータの言う通り地道に情報収集するしかなさそうだ。
「そういうことなら、ここにあまり長居するのも良くないね。早いとこ大きな街へ行ったほうが良さそう」
「えぇ、そうね。この村にはいても後2、3日ってとこかしら」
「よし!そうと決まれば・・・」
私達は村長の元へ行き、2、3日後にはこの村を立つ事を伝え
従魔達について少し話した。
「あの子達のこと、よろしくお願いします。あの子達がいれば村の守り、出荷時の護衛と長距離移動もできるから、物流がだいぶスムーズになると思うんです。私がたまに呼び出すこともあるかもしれませんが、基本的にはこの村に常駐させます。何かあればあの子達に相談してください。転移のマーキングはしてあるので、私達もすぐに駆けつけられますから」
すると村長は深々と頭を下げて、改めて感謝を口にした。
「本当にありがとうございました。・・・あの、世界は今どうなっているのでしょう?若い世代はそうでもないのですが、我々の様な年寄りは双黒の女性と言えば契約者様であると、最初から理解しておりました。何か、大変なことが起きているのでしょうか?」
なるほど。だから村長は最初に私を見た時に驚いた顔をしてたのか。
不安に揺れる村長の顔を見て隠し立てるべき事ではないと思い、自分が召喚された経緯が分からないこと、世界は今平和であることを伝えた。
「だから、何か大変なことが起きていると言うのであれば、私が召喚されたこと自体が大変なことですかね」
冗談めかしてそう言えば、村長はホッと表情を緩めた。
「そうでしたか。しかし、今の我々にとっては紛れもなく救いの神です。本当にありがとうございました。御三方の旅のご無事をお祈りいたします」
そうして2日後、村を上げての盛大な送別会を開き皆別れを惜しんでくれた。
翌朝、村人達とドラゴン達に別れを告げて次なる地へと向かうのであった。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
ここで第4章は終了です。次回から新章に入ります。
明日も更新予定!
この企画を始めたこと、反省はしているが後悔はしていない( ー`д´ー)*




