従魔達のその後
5月病を吹っ飛ばせ勝手にチャレンジ企画!
毎日更新挑戦中!
本日は17日目。
いや、ホント。5月病を吹っ飛ばしたいわけですよ(。_。)
「それじゃぁ、その従魔達は?」
歴代の契約者達については大体分かった。では従魔達はどうなったんだろう。
もし今後私がいなくなったら、あの子達はどうなってしまうのだろう。
もう既に我が子感がある。あの子達を残して逝くようなことはしたくないなぁ。
「悪いが俺達もそこまで把握してねぇんだわ」
「私達と直接契約して心臓を共有するのは契約者本人だけ。そして従魔と契約するのも本人だけ。契約者を通して力の一部を与えはするけど、私達が従魔に干渉するには繋がりが希薄すぎるのよね」
「そっか。それじゃあ歴代の従魔達が今どこでどうしてるかは分からないんだね。ちなみに従魔に与えられる力ってどれ位?」
「一概に言えないのよね。従魔にも個体差があるから。それでも最低限与えられるものは、年を取らない、心臓以外に弱点がなくなる、飲食の必要がなくなる。この3つね」
「だが、俺達とは違って物理攻撃は通用しちまうから多少なりとも怪我はするし、ある程度の休息を必要とする。夜行性のヤツじゃない限り、夜は寝てると思うべきだな」
「なるほどね。・・・じゃぁ、従魔達の中にももしかしたら戦いの中で命を落とした子達がいるかもしれないってことだね」
言っていて胸が痛んだ。今、目の前で働いているあの子達がそうならないという保証はないのだ。
「まぁ、そういうこったな。後、従魔について教えとかなきゃならんことは…あぁ、召喚についてだな」
「召喚?あ、そういえばさっきあの子達も言ってたね。『必要な時はいつでもお呼びください』って。そっか。離れてても呼び出せるってことか」
「そうだ。だが従魔にも意志や主張、都合ってもんがある。召喚に応じない、応じられない事があるってのも覚えとけ」
そりゃそうだ。いくらこっちが「主従」の「主」だとしても、いつでもどこでも呼び出したら有無も言わさずすぐに来い。
などというのは、とんだブラック契約である。
「確かに気持ちよく寝てる所を叩き起こされて『ちょっと来て』とか、腹立たしさのあまり焼き尽くしてやりたくなるよね」
「カオリが言うと冗談に聞こえないのよねぇ」
「本当に焼き尽くしそうだからな」
「・・・・・・」
失礼な奴等である。
ちょっと火力が強くてうっかり森を丸焼きにしそうになっただけなのに。
・・・ごめんなさい。もうしません。
「冗談はさておき、これから先もしかしたら先輩方の忘れ形見に会えるかもしれないってことだね」
「そうだな。忘れ形見って言やぁ神官もいるな」
「神官?」
「えぇ、契約者が出産によってその力を手放すことはさっき言った通りだけど、ではその生まれた子どもがどうなるかというと、次の契約者召喚のための神官として育てられるのよ」
「無論、本人の意志を尊重して嫌がるやつに強制はしねぇが、必要になったらいつでもその力を提供できるように準備はしとくみてぇだな。んで、本来ならその神官が契約者の召喚を行う中心人物になる」
「え、じゃあ私をこの世界に呼び出したのも?」
「それが…今回ちょっと違うのよね」
そうして2人は契約者が召喚されるまでの本来のプロセスを教えてくれた。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
明日も更新予定です!
ちなみに「契約者召喚の本来のプロセス」は第2章の「不自然な契約者 −sideヴィータ−」
参照でお願いします。




