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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第4章
38/319

耳障りな声

ゴールデンウィーク勝手にチャレンジ企画!

毎日更新挑戦中!


本日で6日目です!

「主様〜!」「最高です〜!」「素敵〜!」「どこまでもついて行きます〜!」


・・・・・・どうしてこうなった。

私は今何故か、4人の美女に胴上げをされている。

宙を舞いながら虚無の表情でここまでの経緯を思い出す。


       *          *          *


コライ村の危機を救うため「任せて」と大見得を切り、転移魔法のマーキングをしっかりと村に施し、ドラゴンの住処とされるグスト山に足を踏み入れた。

村長の話に聞いた通り、グスト山は実りある豊かな山だった。

ドラゴン達は元々この山の恵みで生活していたのだそう。雑食なので動物を狩ることもあれば、木の実を食べることもあるのだとか。

だから、畑も家畜も見境なく荒らしたのか。


そうこうしてるうちに、ドラゴン達の縄張りに入ったようだ。辺りにけたたましい鳴き声が聞こえる。

すると木々に覆われていた視界が開け、ゴツゴツとした岩場に出た。

眩しさに一瞬目を細めるも、改めて見開けば眼前に現れたるは翼竜の一団。

圧巻である。しかし感心している場合ではない。

怯むこと無く歩を進めれば、まるで「人間ごときが何をしに来た」と言わんばかりの威嚇の声がそれはそれはやかましかった。


そのなんともやかましい声を聞いているうちにイライラが募り、ピークを迎える。

元はと言えばちゃんと住み分けができていたに、その垣根を無視して侵害してきたのはこいつらの方である。

「何しに来た」はこっちのセリフなのだ。

にも関わらずギャーギャーと本当に耳障りな奴等だ。

あまりの腹立たしさに一度冷静になるべく怒りを発散させようと、右手にある大岩を思いっ切り殴りつけた。


ドッッパーーーーン!!!


轟音と共に大岩が消滅した。粉砕ではなく消滅。跡形もなく消え去ったのだ。

それを見てさすがにドラゴン達は黙ったが、私の苛立ちは収まらなかった。

その機嫌の悪さに連動するように、空には雷雲が立ち込め始めた。

静かになったので一応聞いてみる。


「で、アンタらボスはいるの?」


人の言葉が通じているかのは分からないが、質問したタイミングで他よりも二回(ふたまわ)り程大きな個体が・・・・4体出てきた。

それぞれ色が違うところを見ると、群れが4つあるということだろうか?

一応聞いてみる。


「全員ボス?アンタらどういう了見で群れに人里を襲わせてるの?」


ボスが居るということは、ある程度組織的であるはず。

であるならば、ボスの動きなしに群れが勝手に動くことはないんじゃないかと思ったのだ。

しかし、私の予想とは裏腹に4体のボスはまるで「何のことだ。言いがかりだ」とでも言うように、ギャーギャーと威嚇の声を上げ始めた。


「なるほど。つまりアンタらは自分の群れ1つまともに管理できない無能ということね。群れの奴等がやったことに、どう落とし前つけるつもりだよ?」


どこまで通じているかはわからないがとりあえず挑発してみれば、怒りを滲ませ今にも襲いかからんばかりの勢いで騒ぎ始めた。それはもうギャーギャーと。

さっきからそうだったけど…なんだか異常に耳に障る声なのだ。またもや私の苛立ちがピークを迎えた。


「黙れや!!このクソトカゲ共がぁーー!!」


咆哮と共に雷を落とした。物理的に。

先程から上空に立ち込めていたのは自然現象ではなく、私の攻撃魔法なのである。

雷に打たれた4体は気を失い倒れた。

それを見て逃げ出そうとした群れのドラゴン達にも漏れなく雷を落とし、眠ってもらった。


あ、もちろん殺してはいないよ。

ここまでお読み頂きありがとうございました。


どこまでイケるでしょうか?(@o@;)ハラハラ

今の所明日も更新予定!

よろしくお願いします。

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