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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第4章
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肉は斬らせないが骨は断つ

ゴールデンウィーク勝手にチャレンジ企画実施中!

毎日更新挑戦中!

本日2日目。イケるか毎日更新!


今回は出血描写はありませんが、戦闘シーン及び痛い描写がありますので

苦手な方はご注意下さい。薄目でイケばなんとかなる・・・かも。

しかし悠長な事も言ってられない。今にも旅人達はやられてしまいそうだった。

とにかく走った。走って野盗に近付き剣を・・・・・抜かず普通にぶん殴った。

キレイにふっ飛んだが死んではいない。

体が震えて、思うように力が入らなかった。


やっぱりダメだ・・・たとえ相手が悪党だったとしても、人の命を奪う覚悟なんて全然できてなかった。

その後も震える体をどうにか動かし野盗を退けるが、やはりうまく力が入らず伸した野盗が復活してきた。


「てめぇ!いきなり湧いて出やがって!邪魔すんじゃねぇ!」

「剣も抜かねぇとはバカにしてんのか!?」

「舐めんじゃねぇぞ!」


負けはしないと思う。最初の頃なら完全にビビってたであろう状況も、自分の体を理解し相手の力量を測れるようになった今なら、何ら恐れることはない。

ただ、奪うことができない。

こんな切羽詰まった状況だからだろうか?現実逃避をしたくなるのは。

殺さずを誓い貫き通した某大人気漫画の主人公。

頬に十字傷の流浪人さんは実にスゴイことをやって退けたんだなぁ・・・などと。そこまで考えてハッとする。

これだ!!

腰に下げた剣に破壊の力を使い刃を潰した。

それからえーっと…ビビってたって思わせないような、それっぽいセリフを…


「いいよ。じゃ、本気で相手してあげる。後悔しても知らないからね」


そう言ってスラリと剣を抜き、切っ先を野盗に向けた。

しかし奴等は私の声を聞いた途端に下卑た笑いを向けてきた。


「なんだ、お前女か・・・こりゃいいや!」


野盗共はニタニタと気持ちの悪い笑みを浮かべながら、私ににじり寄ってきた。

フードを深く被っていたから顔で判断できなかったみたいだけど、女だと分かった途端ナメてくるとかバカなのかな?

こいつらさっきまで自分達が武器を持った状態にも関わらず、素手の私にボコられていたのに記憶が消えたんだろうか?


とにかく刃を潰したとはいえ、剣が鋼の棒になっただけで

私が持っていれば凶器であることに変わりはない。

なるべく力を入れずに加減して…

武器を持ってる分ジャイルにしたビンタよりも弱くて大丈夫。

よし!イケる!


「なーに、そんなにビビるなって。ちゃんと可愛がってやるからよ!」


剣を振り上げ切りかかってきたヤツの懐に潜り込み鋼の棒を

左切り上げに振りきる。


バキベキボキッ! 「ぎゃあああぁぁ!」


汚い悲鳴と共に骨が砕ける音が聞こえた。

アバラ5、6本。よし、大丈夫。死んでない。

その後も野盗共の骨をへし折りまくり

茂みに隠れてた1人もきっちり成敗して討伐完了。

旅人さん2人組に大丈夫ですか?と声をかけ無事を確認すると、達成感を携えてヴェールとヴィータの元に戻った。

しかし2人は白い目で私を見てくる。なぜだ。


「お前…やることがエグすぎんだろ。あれなら殺してやったほうが楽だと思うぞ」

「えぇーそんなぁ…。死ぬよりはマシだってぇ」

「ああいうの何て言うんだっけ?『肉を斬らせて骨を断つ』だったかしら?」


うーん、ちょっと違うと思うよ?

ここまでお読み頂きありがとうございました。


明日も1話更新予定です!

よろしくお願いします。

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