私だけ
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マイケルの心配を余所に、ブチギレ状態のスペルディアは
高火力の攻撃魔法を連打してきた。
マイケルはマイケルで、私の言葉に一瞬動揺を見せたが
すぐに立ち直った。
私達はどうにかこうにか攻撃を躱していたのだが
ここでいつも冷静なルリカから鋭いツッコミが…
「あの、私達には害が及びそうなので避けてますけど…カオリ様は避けずとも平気なのでは?神の力を授かったのですよね?」
「え…?あぁ〜、確かにそうだね。つい癖で。習慣とは恐ろしいね」
「なに呑気なこと言ってんだよ。言っとくが、俺とヴェールでもあれには対処できねぇぞ。だから、なんとかしてくれよ」
「そうなの!?」
「えぇ、あいつ、ああ見えて意外と冷静よ。私とヴィータにダメージが通るように術式に細工をできる程度にはね」
どうやら自暴自棄になったのではなく、怒り心頭ながらも
計算をしながら攻撃をする余裕はあるようだ。
先程まで慌てて宥めていたマイケルも
それに気付いたのか、大人しくなっていた。
神官として「歴代最強」の呼び声が高いが
その実、魔術師としてもトップクラスに入る実力は
神の分身をも傷付けることができる程のものらしい。
つまり今、スペルディアの力に対抗できるのは私だけ。
だったら広範囲に及ぶ攻撃を、私1人に向けさせればいい。
実質一騎打ちに持ち込めれば、皆の安全は確保できる。
となれば、まずは・・・
「結界!」
仲間達に、対魔法結界を施した。
これで魔法に当たったとしても大丈夫。
他ならぬ私の力で作った結界ならば、破られることはない。
本当は離脱させるのが最善なのは分かっているが
下手に注意を逸らすのは危険なのと
ここにいる皆、特にルビアスとサミーロには
この戦いを見届けて欲しいと思ったのだ。
「カオリ様!自分は!?」
「こうでもしないと、あいつは無駄打ちし続けるでしょ?」
ヨルに心配されたが、自分にだけあえて結界を張らずに
私1人を狙うように仕向けた。
だが当然ながら、こちらの思惑通りになど
動いてくれるはずもなく、攻撃の範囲を更に広げてきた。
これでは避けられないし
私にだけ集中させることもできない。
ムムム…失敗した。
幸いにも、結界はしっかり作動しているから
仲間達に攻撃が当たったところで大事に至らないが
これではキリがない。
こうなったら仕方ない。
正面突破だ!
「ルビアス!サミーロ!サポートをお願い!」
「「!!はい!」」
彼らはその場に足を止め、演奏を始めた。
魔力がこもった彼らの演奏を聞くのは初めてだ。
その音色に耳を傾けると、体の底から
力が漲ってくるのを感じた。
しっかりと地に足をつけ、スペルディアが放った
魔法目掛けて、刀を振り下ろした。
ブオオォォォーーーン!!
「なっ…!?魔法を、斬った…だと!?」
奴が一瞬たじろいた。
欲しかったのはこの瞬間。
普通にはね返していただけでは得られなかったであろう
この一瞬を狙って、一気に距離を詰める。
「しまっ・・・」
慌てふためき、無防備になったスペルディアに向かって
思い切り刀を振るった。
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