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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第20章
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再出発

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

「よしっ!それじゃあ行こうか!」

「はぁい!」

「本当に大丈夫なのか?もう少し休んだ方が…」


タツの心配を余所(よそ)に、私は塔に戻ることにした。

のんびりしてはいられない。

こうしている間にも、他の皆は戦っているのだ。


「大丈夫だよ。今度はリーフも一緒だしね」

「お任せくださいませぇ!私が塔の頂上までお連れします」

「いや、しかし、あの風の中をどうやって?」

「んー、その辺は問題ないよ。今ならね」


塔周辺に吹き荒れていたあの風は

森の中に魔術師を大人数配置し

風魔法を一斉に発動させていたようで

塔に入る前に処理しようと思ったら

森の中にいる魔術師達を排除しなければならなかった。


それにかかる労力と時間を天秤にかけた結果

魔術師は無視して、塔を上るという判断に至った。


そして、スペルディアの号令に合わせて

それまでの陣形を崩し、楔に魔力を込めた結果

私に打ち破られ、魔力は底をついているはず。

回復役を持っていたとしても

私がドラゴンに乗って塔に舞い戻ることを予測し

再び風魔法を発動できる者が果たしているだろうか。


「もし風が吹いてても、大した事無いと思う。リーフがいれば大丈夫だよ。なんたって、風を操るグリーンドラゴンだからね」

「・・・身も蓋も無いことを言うようで悪いが、それなら最初からリーフを連れていけば良かったんじゃ?」

「あー・・・お恥ずかしい話なのですがぁ…私にも限界がありましてぇ」


塔の周辺に風が吹いていると聞いた時

ドラゴン対策であることはすぐに分かった。


大規模魔法陣が発動する可能性を考えると

リーフを連れては行けないが

もし、塔周辺の風がリーフの手に負えそうなら

その場で他のドラゴンと交代させるつもりだった。


「最初の段階では、いくらリーフでも無理そうだなって思ったから、そのまま待機させてたんだ」

「風は私の専門なのに、お役に立てなかったのは、心苦しかったですぅ」

「大丈夫、こっからだよ!さぁ、行こう!」


私とリーフが出発するために訓練場に出ると

皆が見送りに来てくれた。


「カオリ殿、何もかも貴女に背負わせてしまったこと、誠に心苦しいが、我々にはできることがもう無い。本当に申し訳ない。どうか、この国を、この世界を救って下され」

「えぇ、お任せください」


一国の主が頭を垂れるその姿を、諌める者はいなかった。

むしろその姿に倣い、皆が揃って頭を下げた。


「必ず全員で無事に帰って来ます。だから…そうですね、祝勝会の準備でもしておいて下さい。皆、おいしいものが好きだから、頑張った後にごちそうがあったら、喜ぶと思うんです」

「フフッ、あい分かった。盛大な宴を用意しておこう」


私が少し冗談めかした要求をすると

深刻な顔をしていた面々に、少し余裕ができた。

緊張ばっかりも良くないからね。


「じゃあ、行ってきます」


挨拶を終えると、リーフの背に乗り

空へと飛び立つのだった。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は1日、木曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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