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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第20章
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器の誕生 ‐sideヴェール‐

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

箱を持って現れたマイケル。

こいつも転移魔法使えたのね。

興味無いから知らなかったわ。


それにしても、何も疑わずにあの箱をここへ持って来た

ってことは、例の賭けはランドルが勝ったようね。

いえ、正確にはランドルとカオリが勝ったのよ。


あの箱を作った時は、正直こんな子ども騙しに

引っかかるなんて思えなかったのよ。

だって、箱を開けて中を見られたらすぐにバレるじゃない?


でもランドルは、妙に自信あり気に

「アイツは詰めが甘いんや」

とか言うし、カオリはカオリで

「マイケルはランドルを殺せない」

とか言うのよ?

全く理解できなかったけど、こうして目の当たりにすると

認めざるを得ないわよねぇ。


あのマイケルってやつは、ランドルを守ろうとしている。


前にカオリが言ってたわ。

契約者の召喚に神力が必要なら、神官を洗脳して

協力させれば良かったはず。

マイケルは常にランドルのそばにいたんだから

それは難しいことではなかっただろうって。

私もそう思ったわ。その方が早いし確実だもの。

でも、そうはしなかった。

できなかっただけかもしれないけど。


そしてどうやら、本当にランドルを殺すことが

できなかったみたいね。

タツに確認が取れたわ。


…あぁ、あの箱の仕組みに気付いたのね。

すこぶる機嫌が悪そうね。ここからが正念場だわ。


「ごめん皆!後は頼んだ!!」


カオリが魔法陣の発動に備えて、塔を脱出したわ。

後はもう、カオリを信じて待つしかないわね。

その間にこっちもなんとかしなくっちゃ。


ヴィータと2人で、ゴーレムの片足に攻撃を集中させたの。

人間で言ったら股関節の部分ね。

硬くて並の攻撃じゃ通らないから

一点突破で脚をもいでやろうって作戦よ!


執拗に同じ箇所に攻撃を加え

うまいこと脚を一本ダメにすることができたわ!

結構時間がかかったわね。

でも不思議ね、私達が苦戦している間

あいつら一回も手を出さなかったのよ。


今になって、やっと余裕ができたから

あいつらの様子を伺うと・・・あら?なんか苦しんでる?


『ヴェール、ヴィータ、そっちはどうだ?こちらはカオリが魔法陣の発動を防いだぞ』

「よし!そんじゃもう一踏ん張りだな」

「こっちは大丈夫だから、少し休ませてあげて」


タツから連絡が入ったわ。

カオリが頑張ってくれたみたい。

多分、今は力を使い果たして昏睡状態に陥っているはず。

そうなれば、恐らく魔核が接触してきてるはずよ。

もしかしたら、カオリに選択権はないかもしれない…。


「ぐっ・・・うっ・・・お、おのれぇ、契約者め…私から、神の、力を、奪うなど・・・」


え、何?あいつ今なんて言ったの?

「私から神の力を奪うなど」?

今まであいつが使えていた私達の力を

カオリが奪ってるってこと?…ってことはまさか…


「ヴィータ!」

「あぁ、どうやら腹ぁ括ってくれたみてぇだな」


カオリが器になる決心をしてくれたということ!

だからあいつは今苦しんでるのね。

自分の力になったと思っていた私達の力が

体から抜けていってるから。


そして、これから自分のものにしようとしていた魔核が

全てカオリのものになってしまったから。


カオリ自身のことを思うと

喜ぶべきじゃないのかもしれないけど

正直、私達は嬉しいわ。

これからもずっとカオリと一緒にいられるなら

こんなに幸せなことはないもの。


あぁ、早く戻って来ないかしら。

これで、私達に物理的な弱点は無くなったわ。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は28日、月曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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