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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第20章
298/319

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

「よし、分かった。それじゃ、次の質問」

「うん、なぁに?」


もう魔核の器になることは決定事項だ。

となれば、気になるのは受け入れた後のこと。


「私が器としてあなたを受け入れた後、私は私のままでいられるの?」

「あー…それは…」


ツイっと目を逸らされた。

やはり、私の自我は消えてしまうということだろうか…


「分かんないんだよね」

「え?」

「いや、だってさ、僕だって器に入るの初めてなんだよ?僕の力に君の自我が耐えられるかどうかは、入ってみなきゃ分かんないじゃん!」

「・・・・・・」

「そ、そもそも、それを心配するなら、他のところもだからね!自我だけじゃないんだよ。見た目も変わっちゃうかもしれないし…」

「マジか…」

「でもでもっ!僕は君なら大丈夫だって思ったから提案してるんだよ。さっきも言ったでしょ?他の契約者と違って、生命力を残したままこっちに来たって。その力があれば、君自身を保てると…思うんだよね…多分…」

「かなり尻窄(しりすぼ)みだね」

「うぅ…しょうがないじゃん。本当に分からないんだから」


シュンとしてしまった姿も天使。クッソかわいい。

なんだか私がいじめているような気にさえなる。


うん、そうかそうか。

分からないんじゃしょうがないよね。

かわいいは正義である。


「あ…でも…」

「ん?」

「本来、こっちの世界で使命を果たした契約者は、死んだ後、魂が元の世界に返されて、そっちで転生するはずなんだ。でも…君はそれができない」

「あー…こっちで永遠に生き続けることになるってわけか」

「そう。ごめんね。他の選択肢はあげられない」


正直、それはちょっと堪えた。

どんな形であれ、また元の世界に戻れるのであれば

家族と再会できる可能性もあるのでは?と思っていた。


「ん〜…ねぇ、私が元いた世界を見ることはできる?」

「うん、できるよ」


できんの!?

ダメ元で聞いてみたのだが

まさかできるとは思わなかった。

これ幸いと頼み込む。


「それなら、向こうの世界にいる、私の家族を見せてほしい」

「分かった」


魔核が虚空に手をかざすと、そこに映像が現れた。

懐かしくも見慣れた我が家。私の家族。


あぁ…雄太、少し見ないうちにあんなに背が伸びて…

恵美も大人びて、あどけなさが無くなってきたな。

あ・・・あの人、だいぶ痩せた。

きっと、突然私がいなくなって、相当苦労したんだろうな。


でも…みんな、ちゃんと前を向けてるみたい。

少なからず笑顔もあったし、絶望しているようには見えなかった。


「皆、頑張ったんだね。…ちゃんと、乗り越えてくれたんだ・・・ごめん・・・本当にごめんね」


いつの間にか流れ始めた、滂沱の涙が止まる頃

私はいよいよ覚悟を決めた。


「お待たせ。もう大丈夫。受け入れるよ」

「うん、ありがとう。これからよろしくね」


魔核はフワリと浮き上がると、私にひしっと抱きついた。

それを抱き止めると、目の眩む光と共にその姿が消え去り

私の中に、入り込んで来たのだった。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は10日、木曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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