質問コーナー
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!
「まず、あの魔法陣は止められたの?」
「うん、止まったよ。それに、あの魔法陣は効力を失ったから、ベルマーノはもう大丈夫」
それを聞いて一安心し、次の質問へ。
以前にヴェールとヴィータから
魔核についてアレコレ聞いていたこともあり
私がこの世界に召喚された理由や
攻撃魔法の威力がえげつない理由は知っていた。
知っていたのだが!
「あのさ、私の攻撃魔法って、もうちょっとなんとかならなかった?」
「えー、次に知りたいことがそれぇ?」
なんだろう。
むしろ、私が個人的に一番知りたいことはそれなのに
あからさまにがっかりされるのは、なんか解せぬ。
「いつもはしない介入をしたことで、私の能力値が尋常じゃなくなったことは聞いたけど、それにしたってさぁ…限度ってものがあるじゃない。まぁ、最終的にはそのお陰で助かったんだけどさ」
「え?いや、攻撃魔法のことは僕のせいじゃないよ?確かに非常事態だったから、とっさに介入はしたけど、僕が干渉したのはあくまで魔力操作に関してだけだよ。それ以外の異常な能力は、全部君が本来持ってる力なんだ。それを暴走させないようにするために、そこだけの介入に留めたんだ」
「いやいやいや!嘘でしょ!?あれ全部私の力なの!?」
「うん、そう。多分君は、通常とは違って、生命力を残したままこっちに来たからだと思うんだよね」
にわかには信じられなかったが、そういえば最初に
ヴェールとヴィータから説明されたっけ。
通常は天寿を全うしてから契約者として
こちらに連れて来られると。
ところがどっこい。
不正召喚されたために、魔核が介入し
強制的にこちらに連れて来られた私には
まだまだ生きるための力、生命力が残されていた。
「だから、それが全部魔力や神力として、還元されちゃったんじゃないかな?きっと、攻撃魔法や体術がスゴイのも、従魔があれだけ多いのも、そのせいだと思うよ」
そういやあの2人も言ってたっけ。
ドラゴンの群れ、しかも4郡も同時になんて
通常じゃあり得ない話だと。
それだけの数と契約できる魔力は、尋常じゃないって。
「そうだったのか…逆だと思ってた」
「そうだったのだ!だから君が本気を出せば、創造だろうと破壊だろうと、あの2人より強力な魔法を使えるはずだよ」
「マジか…じゃあ、むしろヴェールとヴィータより…」
「うん。僕に近い存在だね。だから、君なら器になれるんだ。スペルディアじゃ、そもそもが無理なんだよ」
「そうなの!?」
「そうなの。アイツ、僕の力を使えたでしょ?」
「あ、それ。次に聞こうと思ってたやつ。なんで?」
「君の召喚に介入した時にね、僕の力が少し逆流したみたいなんだ」
「逆流?」
「うん、つまり術者に僕の力が入ってしまったってこと。これはアイツにとって、良くも悪くも誤算だったみたい」
「良くも…ってのはなんとなく分かるけど、悪くもっていうのは?」
「魂と肉体の崩壊」
「え!?なんで!?」
「考えてみてよ。アイツは元々ただの人間だよ?神官って立場ではあったけど、それでも今は人間が禁術の力で、どうにか原型を留めてるだけの状態。そんなのが僕の力に当てられて、無事でいられると思う?」
「…ですよね~…」
だから傷を負っても回復しなかったし
あれ程時間をかけて事を進めていたのに
突然、焦ったように短絡的な行動に出たのか。
「自分に時間が残されていないことを悟ったから、強硬手段で僕を取り込んで、完全な神になれば崩壊を免れると思ったんだろうね。最初っから無理なのに。バカだよねぇ。アハハッ!」
無邪気さ故の残酷さ、というやつだろうか。
その笑顔に少し寒気を覚えたのだった。
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次回更新は3日、木曜日を予定しております。
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