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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第19章
293/319

相殺

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!


ブクマ登録もしていただきまして

本当にありがとうございます!



眼下に広がる神聖国ベルマーノ。

その首都を覆ってしまう程に展開された巨大な魔法陣。

その紋様が不気味な光を放ち始めた。


「見たことがない魔法陣…属性が分かりませんね」

「うーん、アイツが独自に開発したオリジナルかな」


私は今、リーフの背の上にいる。

楔と魔法陣を発見した段階で

こうなることも予想できたので、リーフは塔に同行させずに

外で待機してもらっていた。


DG(ドラゴンガールズ)のなかで体が一番大きく、体力もあるリーフなら

私の足場も安定し、これから起こることにも

きっと耐えることができるだろうと思ってのことだった。


パッと見ただけでは属性の分からない魔法陣。

さすがにこれだけ大きなものになると

発動にも時間がかかるようだ。


しかし、それが私にとっては幸いしている。

考える間もなく発動していたら、誤った選択をしかねない。

打ち消し合う属性のものでなければ。


「さて、何がいいのかね」

「これは…風属性が()()されていますね」

「ってことは、ベースになってるのは別の属性…あ、分かったかも」


さすがは風を操るグリーンドラゴンのリーフちゃん。

魔法陣の中に風魔法の術式が組み込まれている

ということに気付いてくれた。


あの魔法陣から風の術式を取り除けば

自ずと答えは見えてきた。

そして、あの時(スペルディア)は「炙り出す」といっていた。

となれば、ベースとなるのは火属性だ。


「かなりベタだね。でもこれが一番効果的ってのが分かってるみたいだ」

「なるほどぉ。巨大な火柱で、首都を飲み込んでしまうつもりなんですね」


属性が分かったところで、こっちも意識を集中させる。

使うのは水と土。

イメージは、火柱に泥水をかけて消火する感じ。


「ふぅー。使い道のなかった私の攻撃魔法が、まさかこんな使い方になるとはね」

「カオリ様の攻撃魔法、久しぶりですぅ。皆にも見せてあげたかったです」


なんと悠長なことを…。

でもお陰で、少し緊張がほぐれた。

無意識に力が入ってたみたいだ。


改めて集中。

あの魔法陣が発動する瞬間に合わせて

こちらも発動させ、相殺させなければならない。


私の攻撃魔法が異常に強力だということが発覚してから

範囲魔法の練習などできなかったため、ぶっつけ本番だ。


練習ができなかった理由は言わずもがな

私が範囲魔法を使った場合、その範囲というのが

「私の視界に映る場所全て」になるから。


本当は、ちゃんと研究、開発、そして練習すれば

まともな呪文や詠唱があったのかもしれないが

今、初めて生み出され、初めて披露される魔法に

そんなものがあるわけもなく・・・。


勝負は一瞬。

眼下の魔法陣が準備を整えた。

大規模魔法陣が発動されたその瞬間


「行っっっけえぇーーーーー!!!!」


私はありったけの魔力と神力を込めて放った。


ドドドドドドドドドドドドドドドーーーーーーー!!!!


もの凄い轟音と地響きと共に繰り広げられる

力と力のせめぎ合い。


「ぐっ・・・ううううぅ・・・あ゙あ゙あ゙あぁぁぁぁーーー!!!」


パーーーーーン!!


私の渾身の押し込みで、何かが弾けた。

真っ白い光が降り注いだ後に

キラキラとした魔力の残滓が舞い散った。


「や、やった…カオリ様!やりましたね!」


リーフの声が聞こえる。

あぁ、良かった。止められたんだ。


「カオリ様?・・・カオリ様ぁ!!」


私の意識は、そのまま闇に飲まれていった。

ここまでお読み頂きありがとうございました。


昨日で、連載開始からなんと2年が経ちました。

ここまで書き続けられたのも、読んでくださる皆様のお陰。

本当に、いつもありがとうございます。

物語も終わりが見えてきております。

もう少しだけ、お付き合い頂けましたら幸いです。


次回更新は24日、月曜日を予定しております。

よろしくお願い致しますm(_ _)m

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