ゴーレムと神の権能
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!
「ゴーレム!?マジか!?」
驚きのあまり、語彙力が少々減退した。
しかし塔の天井が無くなり
代わりに巨大なゴーレムが出現した。
となれば、この力は間違いなく・・・
「俺達の力だな」
「不愉快極まりないわね」
そりゃそうだろう。
なんでスペルディアが神の権能を
行使できるかも分からない上に
自分たちは封じられて使えなくなっているその力を
目の前の敵が容易に操って見せたのだ。
「カオリ、あいつお前に任せるぞ」
「このゴーレムは私達で相手をするわ」
「OK。よろしく」
私は気合を入れ直すと
今まで振るっていた刀を鞘に戻し
小太刀と脇差しを抜刀した。
「フッハハハハハ!今まで3人がかりで倒せなかった私を、あなた1人でどうにかできるとお思いですか?」
余裕を見せるその態度は
自分が勝つと確信しているようだった。
私は再びルビアスとサミーロの演奏に耳を傾け
問答無用で斬りかかる。
ガキィーーーーン!!
「くっ…うっ…。さっきからなんなんですかあなた。ろくに会話もできないんですか」
「は?どこにお前と会話をする必要が?別に親しい仲でもないし、欲しい情報があるわけでもない。いらんテンプレ貼り付けて、無駄に時間を食うくらいなら、サクッと終わらせてやった方が、お互いのためだろう、がっ!」
ドカァーーン!
奴を力でねじ伏せ、壁へ叩きつけた。
なんだかんだ、会話をしてしまった自分を反省。
本当は気になることがあるにはあるが
疑問をぶつけたところで、素直に答えるタイプではない。
疑問の解消は二の次にして、スペルディアを倒すことを
最優先に考えた。
しかし妙だな。
神の権能を使えるなら、傷もすぐに治せるはず。
でもこいつは、さっきからなるべく怪我をしないように
傷付かないように立ち回っているように見える。
今だって、受けた傷はそのままだ。
まさか、治癒魔法は使えないのか?
だとすれば、今が畳み掛けるチャンス!
そう思った矢先・・・
「ご主人様!お待たせ致しました!」
不意に聞こえた第三者の声。
何者かと思わず振り返ると、そこには見覚えのある男が
見覚えのある箱を持って立っていた。
そいつはかなりの怪我をしていた。
こりゃ、相当激しく殺り合ったな。
「おぉ!やっとかマイケル!待ちわびたぞ!」
「はっ!時間がかかってしまい、申し訳ありません。しかし聖杯は間違いなくここに!」
意気揚々と箱を持って来たということは
中身を確認せずに持って来たようだ。
王家の紋章が刻まれたその箱は
私達が用意して、ランドルと陛下に渡した物だった。
聖杯を奪いに来るやつがいたら
その箱に収めて魔力を流せば
対になっているもう片方の箱の中へ転送される
という仕掛けを施して。
つまり、今この箱は・・・
「?何も入っていないが?」
「はっ?そ、そんなはずは・・・!?」
やっぱりね。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
次回更新は13日、木曜日を予定しております。
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