ちょっとお馬鹿さん
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!
魔獣共の前に躍り出た従魔達。
ここはお言葉に甘えて任せよう。
ルビアスとサミーロが演奏を始める。
力強い三味線と優しいチェロ。
美しくも激しく、戦いを鼓舞するその旋律は
何度聞いても素晴らしく、こんな状況でなければ
ずっと耳を傾けていたいくらいだ。
彼らの演奏を受け、DGの体が淡い光に包まれた。
演奏により精霊の力を増幅させ
それを魔力の代わりにするらしい。
そしてよくよく見れば、3兄弟も光っているではないか!
君達、いつの間に精霊と仲良くなった!?
「くっ…精霊の加護ですか。やはり、彼らも殺しておくべきでしたね」
スペルディアがそんな不吉な言葉を発しながら
ルビアスとサミーロに向かって攻撃魔法を発動させようと
・・・え!?魔法!?
慌てて蹴りを食らわせ、その発動を食い止めた。
なんで!?なんでコイツだけ魔法使えんの!?
プチパニックに陥る。
「・・・ねぇ、カオリ?まさかとは思うけど、アイツも魔法が使えない状態だなんて、思ってないわよね?」
「え?」
「お前なぁ…どこの世界に術者自身も不利になるような仕掛けを作るバカがいるんだよ」
「・・・」
そりゃそうだ。
術者自身まで巻き込まれるようなアホな魔法陣を
敷くやつがいるわけないよな。
いや、でもさ、トラップの動力に魔石じゃなくて
精霊石を使ったりしてたんだから
魔法は無理なのかなって思うじゃん!
「フッハハハハハ!なんだか、今回の契約者は、ちょっとお馬鹿さんなんですねぇw」
くっそムカつく!
文字に書き起こしたら語尾にwが付きそうな感じで
メッチャ煽ってくる。
でも、醜態を晒した後では反論できず
唸るしかできなかった。悔じい。
「おい、テメェ!バカなこと言ってんじゃねぇぞ!それがカオリのいいところだろうがよ!」
「そうよ!ちょっと抜けてるところがあるからこそ、私達がしっかり支えてあげなきゃって思えるんだから!」
「・・・」
それ褒めてる?ねぇ、それ褒めてるの?
なんだか釈然とせず悶々としていると
DGの声で我に返る。
「なんだいコイツら!?キリがないね!」
「元凶であるスペルディアを倒さない限り、終わらないかもしれませんわね」
「ひぇ〜!そんなぁ!」
とにかく今は、目の前のこいつを
倒すことだけに集中しよう。
魔力も神力も使えないのだから
とにかく肉弾戦で潰すのみ!
少しでも隙を与えると
ルビアスとサミーロを攻撃しようとするので
私と神様コンビの3人がかりで抑え込むが
・・・信じられない。
私達3人の総攻撃を防いでいる!?
反撃に転じることこそできないが、防いでいるのだ。
もちろん、手加減なんてしていない。
「フッハハハハハ!神々と契約者といえど、魔力と神力を使えなければ、この程度なのですね!」
ドッカァーーン!!
私の拳がクリーンヒットした。
舐めプ直後のフラグ回収。
なんなのこいつ?わざとやってんのかな。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
次回更新は6日、木曜日を予定しております。
よろしくお願い致しますm(_ _)m




