俺の最終決戦 ‐sideランドル-
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
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今回は、ランドル視点のお話です(^^)
さて…と、俺らはもう帰らなあかんな。
ここにおってもしゃあないわ。
カオリはん達を見送って、変な光が出たけども
タツのお陰でどうにかなったらしい。
「ほな、神殿まで送ってくれるか?」
「神殿に戻るのか。俺達と一緒に城で待機すればいいのに」
「神官には神官の、やらなあかんことがあんねん」
アーサーには悪いけど、やらなあかんことがあるのは
ホンマのことや。
っちゅーか、多分こっからが正念場や。
神殿の地下深く、神力を持つ者しか入られへん祭壇。
そこに祀られてるもんこそ
魔核が自らを封印したっちゅー聖杯や。
本来なら、契約者召喚もこの祭壇で行われる。
今俺らん中で、その場所に入れるんは俺だけや。
となれば当然、敵さんはそこを狙って来るはずや。
あの腐れ神官の目的が、この世界の神になることなら
聖杯は間違いなく必要になるもんやから。
「本当に1人で大丈夫か?」
「あぁ、そもそも地下の扉は俺しか開けられへんし、それに…」
俺が1人で聖杯を守ると聞いたダレルは
えらい心配しよったけど、いらんわ。
お前は王国の騎士やろ。そっちを守っとったらええねん。
「来るとしたら、多分あいつや。あいつとはキッチリ、方ぁ付けさしてもらうで」
「そうか…。俺達は、足手まといになりそうだな」
その後、一言「気を付けろよ」とだけ言うて
ダレル達は帰っていった。
俺もアーサーに、神殿まで送ってもろた。
「何かあったら、すぐに連絡してくれよ。万が一、通信球が使えない状態になっても、頭ん中でタツ殿を呼べば大丈夫だから」
「はっ!縁起でもないこと言わんといてや。…おおきに。お前らも気ぃつけや」
アーサーを見送り、神殿の地下に向かう。
薄暗い廊下に、俺の足音だけがカツカツと響いた。
ブゥン ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
神力を流すと開く扉。
その重々しい扉の向こうに、契約者召喚の祭壇があり
聖杯が祀られている。
聖杯は、いつもと変わらずそこにあった。
時間は気にせんと、祈りを捧げ続けた。
祭壇の間の扉は、閉めずにあえて開け放ってあった。
一体どれくらいの時間そうしていたか
外の光が入らんこの地下じゃ
今が何時かも分からんが・・・
スッスッスッスッスッ・・・
来よった。招かれざる客や。
忍び足でもないのに、ろくにせぇへん足音。
近づかれるまで気付かへん気配。
俺が最も信頼していた元相棒。
「やっぱり、お前が来よったか。マイケル」
「ご無沙汰しています。お元気でしたか?坊っちゃん」
「はっ!白々しい。今更何が坊っちゃんや。この裏切りもんが。先に言うとくぞ。聖杯は渡さへんで。絶対にや」
「ふぅ、やはりそうですか。仕方ありませんね、手荒なことはしたくなかったのですが…」
「望むところや。キッチリ落とし前つけさしてもらうで」
俺は祭壇の下から王国の紋章が刻まれた箱を取り出し
これみよがしにその箱に聖杯を収めた。
そして、バレへんようにそっと魔力を流した。
これで準備は完了や。
「はな、始めよか」
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次回更新は24日、月曜日を予定しております。
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