大規模魔法陣
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
明けましておめでとうございます!
新年1発目の更新でございます!
本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!
これで塔周辺の情報は粗方出揃った。
私はヴェールとヴィータに目配せをして話を始めた。
「実は、今までずっと確認中だったんだけど、ようやく確信を得たことがあって…」
あの時、ダレルの執務室で見つけた地図。
鬼が出現したポイントに印が付けてあり
それを眺めていると、あることに気がついた。
「もちろん、印の場所はあくまで第一発見現場であって、召喚された場所とは違うってことは分かってるけど、その周辺で召喚されたと考えてあの地図を見てみると、ある模様が浮かび上がるんだ」
ここまで説明すると、ヴェールが執務室に貼ってあった
地図の写しを取り出した。
その地図には、鬼の出現ポイントについた印の他に
その印、及びその印の周辺を繋いだ線が描かれていた。
「こ、これは!?」
「嘘だろ!?こんなことって・・・」
彼等が驚くのも無理はない。
その地図に浮かび上がっていたのは
首都を丸ごと覆うほどの、巨大な魔法陣。
間違いなく、首都を壊滅させることができるであろう
大規模魔法を発動させるための強力なものだった。
「なんということだ!これではどう対処すればいいか…」
「すみません。本当ならもっと早くにお知らせすべきだとは思ったんですが…」
可能性の段階で避難を誘導して
もし私の思い違いだった場合
ただでさえ混乱気味の避難民に
さらなる追い打ちをかけることになる。
不安と仕事を増やすのは申し訳ないが
魔法陣であることが確定してから知らせる
という判断をしたのだった。
これからまた首都の住民達を避難させなくてはならない。
なるべく急いでもらい、私達が塔に登っている間に
避難が完了することを願おう。
「しかし…なぜわざわざ首都を壊滅させる必要が?」
この世界の神になるつもりのヤツならば
首都の1つや2つ破壊したところで
後で自分の思い通りに創り直すことは造作もない。
それよりも、ヤツにとって重要なのが…
「多分、狙いは魔核やろ。これは神官にしか伝わっとらん話やねんけど、魔核はな、神殿の地下室にある『聖杯』の中に封印してあんねん。地下室ゆうたかて、ただの地下室とちゃうで。神官しか入ることのでけへん扉の向こう側や。丸ごと壊して持ってくつもりやろな」
ダレルの疑問に答えたのは
それまで黙って話を聞いていたランドルだった。
「だとしても、首都丸ごとだなんて…」
「王城を破壊し、王族を葬る狙いもあるのではないか?我々は城から離れるわけにはいかぬのでな」
民が不安と恐怖にいる中で
自分達だけ安全な所へ行こうなどという考えは
さらさらない。
最後までこの国の王として戦うのが
義務であり責任であり
国民を欺き続けたことに対する贖罪なのだと
揺るぎない覚悟を決めているようだった。
「もちろん、俺達も陛下と共にここに残る。何があろうとお守りするのが俺達の役目だからな」
ダレルの言葉に同意するように、皆力強く頷いた。
そしてその覚悟を受け取り、私は今後の作戦を
皆に打ち明けたのだった。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
次回更新は9日、木曜日を予定しております。
本年も、どうかよろしくお願い致しますm(_ _)m




