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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第17章
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潔白の判断

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

神殿派の筆頭という立場はかなり強力だ。

例えどんなに怪しくとも

確固たる証拠がない中で捜査を強行してしまえば

神殿派の機嫌を損ねることになる。


神殿の維持に貢献している神殿派を敵に回しては

神殿、ひいては神官も敵に回ることになり

有事の際に契約者の召喚を円滑に行えなくなる恐れがある。

それ故に、王族といえど神殿派の貴族たちに

強硬手段は使えないのだとダレルが言っていた。


何はともあれ、情報の共有は大事。

ヴェールとヴィータの話も合わせて

一度全員に話をしておく必要がある。

タツに頼み、ダレルに話をしてもらい

マイケル以外の主要メンバーを一同に集めてもらった。

国王を初めとする容疑者達になっていた者も全て。

場所は密談用の部屋。

そこにはもちろん、ルビアスとサミーロも含まれていた。


「さて、本日はお忙しい中お集り頂き、ありがとうございます。今現在までの情報を共有したくお時間を頂戴致します」

「時間が惜しい。さっさと本題に入らせてもらう」

「長丁場になると思うから、休憩を挟みながらやりましょ」


せっかく私がちゃんと挨拶したのに

ヴェールとヴィータがちゃっちゃと仕切りだした。


「ではまず、陛下、父上、兄上、そしてランドル。皆様には心よりお詫び申し上げます」


そこにダレルも加わって、もはや私の出る幕はなくなった。

…もういいや。任せよう。


「我々に詫びる…とは?一体何に対してだ?」


いまいちピンと来てない陛下に対して

私達がアンデッドに襲撃を受けた後からのことを

順を追って説明していくと

4人が4人とも、初めて聞く話に目を丸くしていた。

しかし、皆概ね納得してくれたようではあった。


「そうであったか…。確かに疑われたことに関しては、致し方ないとはいえ、あまり気分のいい話ではないな。だがそれ以上に、ダレルには随分と辛い役回りをさせてしまったな。世のため国のためとはいえ、親兄弟を疑わなければならなかったのは辛かっただろう」

「それは・・・寛大なお言葉、痛み入ります」

「カールマンやルイにも後で礼をせねばな」


ダレルは少し声を詰まらせながらも陛下に礼を述べた。

ここで一旦休憩を挟むことにしたのだが

さすがは宰相親子。

休むことなく情報と状況を紙に書き出してまとめ始めた。

ランドルは何か思う所があるのか

ただ、黙って(うつむ)いていた。


「しかし、なぜこのタイミングで我々4人を潔白だと判断したのです?」


まとめ作業が一段落したのかアンソニーが疑問を口にした。

その疑問に答えるように、話が再開された。


ダレルの会話を盗聴されていた可能性が高く

それにより馬車が破壊されたこと。

それに伴い、マイケルとドラン伯爵の関係が

浮き彫りになったこと。

そしてキメラとイレギュラータイプのスタンピードの

関係性、先代の従魔が鳥であったことに加え

マイケルがキメラであり、他にもキメラがいる可能性など。


「ここまでの主犯が神官補佐と神殿派の筆頭であることから、王族の関与はないものと考えて、まずはお三方を潔白と判断しました。ランドルに関しては…まぁ…何というか、勘です!」

「薄っ!根拠が薄すぎないか!?フワッフワじゃん!」


「勘」と言い切ったダレルに対して

アーサーのツッコミはごもっともだったが

私もランドルに対して

「コイツは悪くない!女の勘だ!」

などと豪語したことがある手前口を挟むこともできず…。


ただ、付き合いの長い彼等にとっては

全幅の信頼を寄せていた相手を(いぶか)しみ

普段頼ることのない者に相談を持ちかけたという時点で

ランドルの潔白を確信したようだった。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は28日、月曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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