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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第17章
252/319

不自然な魂

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

ダレルと話を終え、コライ村に帰って来た。


しかし参ったな。

一体どこからどこまで話を聞かれているのだろう。

少なくともマイケルは、自分が私達に疑われていることに

気付いていると思った方がよさそうだ。


「んあぁ〜〜…疲れた…のか?」

「えぇ、多分そうよ。これが『疲れた』って感覚だと思うわ。なかなかに不快ね」

「あぁ!終わったの!?お疲れ様!」


ようやくヴェールとヴィータが戻ってきた。

どうやら生まれて初めての「疲れ」を感じたらしい。


さて、ここから少し忙しくなりそうだ。

とりあえずお茶を飲みつつ2人の成果を聞くことにした。


「まずキメラと思われる魂だが、それに関してだけ言えばアカリが()()()()()()()()確認できた」

「召喚される前から?っていうことは…」

「スペルディアは、随分前から良からぬ企てをしていたってことね」


ヴェールとヴィータの調査によれば

人間と動物の魂を無理矢理に融合させたような

不自然な魂がいくつか見つかったとのことだった。

しかしそれらは、アカリさんが召喚されるよりも

もっと前から出現していたらしく

スペルディアがまだ10代そこそこの頃からだというのだ。


「何が目的だったんだろう…キメラを作り出せたとして、それでこの世界を手中に収めることなんてできなさそうだけど…」

「…案外、最初はそんな崇高な目的はなかったのかもしれないわね」

「目的はどうあれ、奴がやってることを見逃すわけにゃいかねぇのは間違いねぇよ。んで、その不自然な魂が無くなってきた頃に、入れ替わるようにして始まったのが、イレギュラータイプのスタンピードだ」

「こりゃ、ますます無関係とは思えないね」

「えぇ、関係大アリでしょうね」


不自然な魂が無くなってきたということは

裏を返せば、キメラの生成に成功し出したということ。

その結果がマイケルの誕生ということだろう。

しかしそうなると…


「ねぇ、キメラってマイケルだけかな?」

「今はまだマイケル以外に会ったことはねぇが、他にもいると思った方がいいだろうな」

「そうね。ここまで派手にやっておいて、1体だけっていうのは考え難いわね」


スタンピードはすぐに脅威になるものではないが

キメラが他にもいるかもしれないというのは

かなりの脅威だ。

猫1匹にこれだけ翻弄されているのに

ここから例えばネズミやヘビなど、更に小型だったり

攻撃性の高い動物の能力を持ったキメラが現れた場合

そうとう厄介になる。


「んで?そっちはどうだったんだ?俺達が動けない間に、何か進展はあったのか?」

「あぁ、それなんだけど・・・」


私はヴェールとヴィータが瞑想状態に入ってからの出来事を

簡潔に説明した。


「なるほどな。マークされていたのは俺達じゃなかったか」

「それにしても、そのドランとかいう奴、ちゃんと調べた方がよさそうね」

「うん。騎士団の方でも要注意人物にはなってるみたいなんだけど、相手の立場が立場なだけに、大々的に捜査に入れなくて、足踏み状態なんだって」


こうなってくると、馬車を壊した奴等に尋問した

内容が重要になってくる。

マイケルとドラン伯爵の繋がりが明らかになっている以上

こいつらが手を組んで悪事を働いたのは

これが初めてではないだろうと予想がついた。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は24日、木曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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