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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第17章
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盗聴疑惑

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

くっそ。

ヴィータのやつ、私で遊びやがって…。


私達はコライ村に戻ってきていた。

今しがた、森で馬車壊しの実行犯を捕らえ

指示役を吐かせた。


そこまでは良かった。

その後、敵が私達の関与に気づかないようにするため

破壊の力を使い、拘束していたロープを跡形もなく消し

奴等の中から私達に関わる記憶を消すと同時に

コライ村へ転移してきたのだ。


6人分同時に記憶消去したこともあり

なかなかの複合技だったと思うが、決して難しくなかった。

私ですらこんなに容易にできるのに、神であるヴィータが

たった1人の人間の記憶を消すのに

あんなに時間がかかるわけがない。


以前、私がベルマーノの王子の前で

いらんことを口走ってしまったがために

それに関する記憶を消してくれと頼んだことがあった。

その時王子が剣術の稽古中だったこともあり

私が手合わせをし、そちらに意識を集中させてる間に

記憶を消すという作戦を立てた。


そりゃあもう頑張ったさ。

王子に怪我でもさせたらエラいことになるだろうから

手加減しつつ手を抜いてるように見せないという

迫真の演技を全力でやったさ。

そんな四苦八苦する私の姿を眺めて

ヴィータのやつはニヤニヤと楽しんでいたに違いない。


記憶の消し方を教わり

今回6人分を一度にやってみて確信した。

あの時私をおもちゃにして遊んでいたことを!


「アイツめ…たたじゃおかねぇ」

「ところでカオリ様?本当にあいつら帰しちゃって良かったんスか?」


私のイライラした不穏な空気を察してか

ヨルが話を振ってきた。

馬車壊しの実行犯を開放したことに

疑問を持っているようだ。


「いいんだよ。聞きたい情報は全部聞けたし、無益な殺生はしない主義なんでね」

「ナルホド」

「しかし…何であの1ケ所だけが残されていたんでしょうね?他の場所はほぼ同時位に壊されていたのに…」


ヘルがポツリと疑問をこぼした。

そう、そこは私も気になってた。

なんでわざわざ1ケ所のこしたのか。

タイミングが合わなかったとか人員が足りなかったとか

楽観的にこじつけようと思えばできないこともない。


容疑者となっていた者達にその場所を教えたのはダレルだ。

今更ダレルを疑うことはないが、そもそも全ヶ所を

()()()()()というのは

襲撃犯を炙り出そうとしていたこちらの作戦を

理解して完全に潰しに来ているとした思えなかった。


もし、私達がそこに住んでいる可能性を疑うなら

人間を使って壊させたりはしないだろう。

あのレベルの人間が私達に勝てるわけないんだから。


だとすると、その人間たちが捨て駒だったか

あるいは敵は最初からあの馬車が空箱だったことを

知っていたということになる。


「・・・あの、カオリ様、もしかして監視されているのは俺達ではないのでは?」

「え?どういうこと?」

「いえ、あくまで俺の憶測ですが…」


何やらしばらく考え込んでいたフェンが

自身の考えを聞かせてくれた。

曰く、私達が監視されていたのではなく

何者かにダレルの会話を盗聴されていたのではないか。

ということだった。


「ダレルさんは、遮音の結界を使えるのでしょうか?」

「あ・・・」


そうだ。ダレルは騎士で魔術師じゃない。

もちろん魔力は持ってるけど

日常生活と戦闘で使う範囲の魔術しか使えないはず。


確認のためにダレルに連絡をしようとするも

万が一フェンの予想が正しかった場合

声が漏れる通信球は得策ではない。

そこに思い至り、彼に協力を願い出た。


「タツ、ちょっと頼みがある。ダレルに念話を繋いで欲しい」

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は17日、木曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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