私にできること
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
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それから私はダレルにも連絡を入れ
ルビアスとサミーロからの話と
それに伴うキメラの話を聞かせた。
『な…そんなこと、あり得るのか?』
「推測の域を出てないから、確たる証拠があるわけじゃないんだけど、可能性は高いと思う」
『神々は何と?』
「鋭意捜索中。過去から現在に至るまで、人間を初め動物や植物に至るまで回収した魂と転生させた魂の数に違いがないか必死に確認してるよ」
『それはまた…我々には想像もつかないような途方もない話だな』
「うん。でももしこの可能性が現実に起こっていたとしたら、やっぱりそれは神様として看過できないからね」
ヴェールとヴィータは、常時その力を発動させていて
そのために起こる事象にこれといって意識を向けていない。
今回の話を聞いて、初めて何かがおかしいものが
あったのかもしれないと思い
自分達が魔核に生み出された時から今までに行った
魂の回収と転生の記録と記憶を全て洗い出していた。
・・・というか、それに記録があったんだ。
私はそっちに驚いていた。
「それでね、考えすぎかもしれないけど、もしかしたらそのイレギュラータイプのスタンピードってのも、キメラと何か関係があるのかなって思ったんだよね。実際、ルビアスとサミーロはアカリさんが亡くなってから、初めてイレギュラータイプのスタンピードに遭遇しているし、その現場の近くに正体不明の死骸があったのも、偶然とは思えなくてね」
『そうだな。こちらでも、できる限り調べてみよう。スタンピードについての記録や報告書はこちらにあるから、残存している古いものの中にイレギュラータイプの記録があるか見てみよう』
「うん、お願いします」
何か分かったらまた連絡をもらう約束をして
通信を終えた。
ルビアスとサミーロの言葉を疑うわけではないが
アカリさんがご存命だった頃に起きたスタンピードを
全て体験してるわけではないだろう。
たまたまイレギュラータイプを
見なかっただけかもしれない。
それならそれでいいのだが
もしそうでなかったら、彼等が言っていた通り
スペルディアとの関係性が濃厚になってくる。
皆がそれぞれ、自分にできることをやっている中で
私も何かやらなきゃと思ったが、そこでふと気付く。
アレ?今私って何ができる?
今、ヴェールとヴィータは魂の数を確認中で瞑想状態。
3兄弟は森で待機。
DGは人間の不安を煽ってはいけないからと通常運転。
後やるべきことは?
私にできることは何がある?
そう考えると、たまらない気持ちになり外へ出た。
「どうした?何かあったのか?顔色が良くない」
「え?」
声をかけられてそちらを向くと
タツが気遣わし気にこちらを見ていた。
一瞬戸惑ったものの、気持ちの整理をしたくて
ここまでの話をタツに伝えると
タツは少し考えた後に私に言った。
「ならば聞き込み等してみてはどうだ?ベルマーノの城下には顔見知りもいるのだろう?情報を得られそうな場所に心当たりはないのか?」
「あ、そうか」
酒場やギルド、商店街。
タツの噂を広めた時にもいろんな人と話して
ある程度顔見知りは増えていた。
「そうだね!聞き込みしよう!ありがとうタツ!」
私は早速ベルマーノ城下へ向かうのだった。
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