小さな情報
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!
「もしもし?カオリです」
『お、おぉ〜!…あ、スミマセン。改めてこの通信球に感動してしまいました。ルビアスとサミーロです』
「あぁ、こんにちは。連絡をくれたということは、何か思い出せたの?」
『えぇ…まぁ…そのぉ、直接関係あるかはわかりませんが…』
『些細なことでも、と仰ってましたので…』
うーん、これは…。
なんか、無理矢理ひねり出してくれた感があるな。
プレッシャーをかけてしまったようで申し訳ないと思いつつ
今はどんな小さな情報でもありがたい。
続きを促した。
「うんうん、どんなことでもありがたいよ。それで?」
『カオリさんは、スタンピードという現象をご存知ですか?』
「あぁ、うん。魔獣が集団で暴れ回るやつだよね。デカい魔獣になることもあるんだっけ?」
以前にダレルから聞いた魔獣の集団暴走の話。
大量の死者が出た後に起こりやすくて
通常は大量の魔獣が暴走するのに対し
極稀に、大量の魔獣が融合し一体の怪物が生まれる
ことがあると言っていた。
アーサーの妻、シンシアもこの後者のスタンピードに
巻き込まれて命を落としたとのことだった。
『そうです。そのイレギュラータイプのスタンピードなんですが…僕達の記憶にある限りでは、僕達の主であるアカリ様がご存命の間は起こったことがないんです』
「それって…」
『あくまで可能性の話なのですが、そこにスペルディアが関わっているのではないかと…』
『僕達がアカリ様と一緒にいる間も、スタンピードには何度か遭遇はしましたが、いずれも通常のものでした』
ルビアスとサミーロの話を聞いて
ヴェールとヴィータを見やれば
2人は必死に記憶の糸を手繰り寄せようとしていた。
こりゃ、ちょっと時間かかりそうだね。
『それともう1つ。こちらも直接は関係ないかもしれませんが…』
『アカリ様が亡くなられた後、初めてイレギュラータイプのスタンピードに巻き込まれたのですが、その事後処理を手伝っているときに、奇妙なものを見つけたんです』
「奇妙なもの?」
『はい。あれは…何と表現したらいいのか形容し難いのですが、人間と動物の死骸…とでも言えばいいのでしょうか…』
「ん?それはスタンピードに巻き込まれてしまった人間と動物ってことじゃなくて?」
『あぁ、いえ。説明が悪かったですね。人間と動物が別ではなく、それで1体なんです』
「んんん??」
『えっと…人間の上半身と動物の下半身を無理矢理つなぎ合わせたような…』
『なんとも気味の悪い死骸でした。スタンピードに巻き込まれたと言うよりは、内側から焼かれて死んだような、よく分からない傷がありました』
「えぇ…何それ…」
ドン引きである。
そんなわけの分からないものを発見してしまった
2人にとってはトラウマ案件確定だろう。
しかしなんだろう?
ケンタウロスみたいな生き物が
この世界にはいるのだろうか?
でも世界中を長い間旅して回ってる彼等が未だ
正体をつかめていない生き物がいるっていうのも
考えにくい。だとすると・・・
「んー…もしかして合成獣?」
私が思いついたことを口にしてみただけだが
その場の空気が「?」に包まれた。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
次回更新は15日、月曜日を予定しております。
よろしくお願い致しますm(_ _)m




