作戦失敗
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!
どういうことだ…。
ダミーの転移先として設置しておいた馬車。
そもそもは隠ぺい魔法を空間にかけることが
できなかったので、家に見立てるために
用意することになったわけだが
それが5ケ所中、4ケ所で破壊されていた。
これはもう、どう考えても作戦失敗だ。
あんなに慎重に進めていたのに、一体なぜ…?
帰ってきた従魔達から話を聞けば
南東の森を除く4ケ所が全て壊されていたとのことだった。
急ぎダレルに連絡を入れ、事の次第を説明した。
『何だと!?4ケ所を破壊されただと!?』
「うん、残ってるのは南東の森。確かそこは…」
『陛下にお教えした場所だ。クソッ!どこから話が漏れたんだ!これでは国を上げて協力してくれたウィムニス王やルイ男爵にも申し訳が立たん』
「しかし、なんでわざわざ1ケ所だけ残したんだろうねぇ?」
『うむぅ…そこだけは見つけられなかった…とかか?』
「他の4ケ所はしっかり見つけておいて?」
『こちらの手の内を知ったうえで、撹乱するためかもしれんが…分からん。とにかくこちらも作戦に携わった者には報告し、調査してみる』
「うん、分かった。よろしくね」
ダレルとの通信を終えると、皆と状況を確認し整理する。
各地に馬車を設置し終わった後、ダレルに話をしてもらい
容疑者になっている5人にそれぞれ違う場所を教え
様子を見ていたところ、南東の森以外の馬車が
全て破壊された。
しかしその距離と規模を考えると
とても単独犯とは思えないんだよな。
あれだけの物を1人で壊すとしたら
相当強力な魔法を使わないと無理だろう。
しかしそんな大きな魔力反応はおろか
恐らく一枚噛んでいるであろうマイケルに至っては
魔力そのものがさっぱりと消えてしまう始末。
何より、従魔達が触って確かめた感じだと
物理の力で壊されたようだとのことだった。
と、なると考えられるのは・・・
「人を使って人力で壊した。と考えるのが自然だよなぁ…」
「だろうな。4ケ所の離れた場所で同時進行できる方法っつったらそれが一番確実だな」
「原始的ではあるけど、一番効率的でもあるわね。ただ、そうなると…やっぱりマイケル1人じゃなさそうね」
彼がどんな人脈を持っているかは分からないが
4ケ所の離れた場所に設置された大型馬車を
壊せる程の頭数を揃えられるとは考えにくい。
当然、向こうにも協力者がいると考えた方がいいだろう。
「カオリ様、俺、しばらくの間南東の森にいようと思います。他の所の馬車を壊した奴等が、そのうち来ると思うんスよ。そしたらとっ捕まえて、首謀者を吐かせるッス!」
ヨルが名乗りを上げてくれた。
多分、また例の勘が働いているのだろう。
申し出はありがたいが
さすがに1人で行かせるわけにはいかない。
「行くなら複数で。敵は何人で来るか、どんなヤツが来るかも分からない。1人では行かせられないよ」
「だったら、俺達で行きますよ」
「は、はい!僕も、行きます!」
仲良し3兄弟。
確かに、森の中で待機するならば狼の彼等が適任だろう。
3人一緒ならば、と納得し、3兄弟はすぐに
南東の森へと向かった。
そして、しばらくすると通信球に着信が。
応答すると、相手はルビアスとサミーロだった。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
次回更新は12日、木曜日を予定しております。
よろしくお願い致しますm(_ _)m




