表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の神はインモラル  作者: アリス
第3章
24/319

人里に馴染むためのアレコレ

2話更新。こちらは2話目です。

さて、無事に入国を果たせたので改めて雷鳴の面々に礼を言い、ついでとばかりに頼み込む。


「私、この街に来るのは初めてだからどこに何があるかさっぱりで・・・。とりあえずお金を返すためにも魔石を売りたいんだけど、1番高く買い取ってくれるお店を知ってたら教えてくれる?」


私がそう言うと4人はキョトンとした顔をしていたが、ジンが納得したように教えてくれた。


「そういえばド田舎から出てきたって言ってたな。魔石は基本的にその街のギルドでのみ買い取ってもらえる。特殊な金属や鉱石は使い道も需要も限られてるから、そのまま鍛冶屋にもってきゃ買い取りや加工もしてもらえるが、魔石だけはギルドが一括で管理してるんだ。競争が起きて値が高騰したり崩れたりしないようにな」


なるほどー。

ジンはその他にもギルドに色々教えてくれた。

身分証はギルドで作ること、魔石以外に買い取ってくれる素材のこと、掲示板に貼られている依頼のこと、入国後1つの街や村に長期滞在するなら申請して滞在許可が必要なこと、そこで前科があると許可が下りないこともある等々。

とにかくギルドでできること、しなければならないことを教わった。


「すごい!ジンの説明メッチャ分かりやすかった。頼れるアニキって感じだね。じゃぁまずは、ギルドへ向かえばいいんだね?」


ストレートに褒めると、ジンは少し頬を赤らめながらも首肯した。

その後全員でギルドに向かう。ようやくこの魔石袋から解放されそうでホッとした。

神様補正のおかげで重さは感じないが、いかんせん嵩張る。有り体に言えば非常に邪魔なのである。

しかも道行く人達も、何事かと物珍し気に振り返るので、正直いたたまれなかった。


ギルドに到着し、まずは身分証を作ろうというときにハタと気付く。

身分証ということは、申請書を書くのでは?と。

え、待って。私この世界の文字知らない。ここに来るまでに店の看板とかポスターとか見たけど、読めた。でも知らない文字だった。書けと言われて書ける自信はない。

どうしよう!?助けて神様!でも今ここで2人を召喚するわけにはいかない。


どうしようどうしようと内心パニックになっていると、あの2人がうつむいてプルプルと肩を震わせている気がした。

いや、多分実際そうだったのだろう。以前に互いの思考がある程度分かるって言ってたから、あいつらはまたテンパる私にツボっていたのだろう。クッソ・・・。


そんな私の心配を他所に、身分証作りはあっさり終わった。

受付で水晶玉みたいなのに手をかざし、少し魔力を流したら出来上がった。

聞けば、魔力は人それぞれ違うので個人を識別するためには魔力の確認ができれば十分なのだとか。前世でいうところの、指紋とか虹彩認証みたいなもんか。

そのまま滞在許可も下りて魔石を売って・・・

ここでもジンがあれやこれやと世話を焼いてくれて全てつつがなく終えることができた。

リーダー故なのか年長者故なのかはたまた世話焼き体質なだけなのか、何にしてもアニキ・・・メッチャ頼もしいっす。


で、魔石を売った金額なのだが・・・とんでもないことになった。

結果的にギルド預かり。量もさることながら、かなり良質な物が相当数紛れ込んでいたらしく、その場で全額支払えるだけのお金が用意できないということで、ギルドが私にツケ払いをするという事態に陥った。

そういう事例も稀にではあるが起こるそうで、そういう場合は各国のギルドにてその情報を共有し残高があるうちはどの国、どの街のギルドでも身分証と魔力を提示すればお金が引き出せるらしい。

・・・異世界ATMを手に入れた。



ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は19日、水曜日2話更新予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ