情報求む
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!
一気にまくし立てられ、少し困惑している彼等に
これまでの事情を話すことにした。
「一応、スペルディアが絡んでると思われる案件だ。だったら、お前らにも知る権利があるからな」
ヴィータはそう言って、襲撃を受けた時の話から
方々に設置した馬車の話
そして神殿関係者が怪しく、中でもマイケルの魔力が
神の魔力感知にすら引っかからないほど
きれいに消えてしまう時があるという話をした。
「そんなわけで、今まで世界中を旅してきたあなた達なら、何か見たり聞いたりしたことがあるんじゃないかと思って…」
「なるほど…」
「そういうことでしたか…」
「「うーーーん」」
2人して考え込んでしまった。
仕方ないよね。いきなりそんなことを言われても
すんなり思い出せるはずもない。
今日のところはここまでにしようということになり
あれから、こっそり量産している新・通信球を
2人に1つずつ渡し、何か思い出したら
連絡をくれと言って、その場は解散した。
そして私達の目的はもう1つある。
先程ルビアスとサミーロに渡したように
こっそりと量産していた新・通信球を
味方に1人1つ持たせることにした。
今現在、ダレル・コリンで1つ、アーサー・ケイトで1つ
ファイ・ニーナで1つそして、ルビアスとサミーロに
各1つずつとなっている。
ちなみに、ルビアスとサミーロもご多分に漏れず
大いに驚いてくれた。
我々一同満足である。
まだ新・通信球を持っていない人達に配りつつ
マイケルのことと、それに伴う情報を募り
何かあったら連絡をくれと、こちらにも言って回り
今日のところはコライ村に帰って来たのであった。
「ふぃ〜、ただいまぁ」
「あぁ、おかえり」
「おかえりなさいませ。お疲れ様でございました」
「あれ?村長さん?お出迎えありがとう。あの子達は?」
コライ村に戻ると、出迎えてくれたのは
従魔達ではなく、タツとコライ村の村長さんだった。
投げた質問に対して返ってきた答えは
あまり芳しくないものだった。
「それが…あの、狼の獣人の…ヨル様でしたか、あの方が『何か、嫌な予感がする』と仰いまして、皆様どこかへ行ってしまわれたのです」
うわ、出た!ヨルの嫌な予感!
くそう!今度は何だ!何が起こるんだ!?
「おいおい、マジかよ…」
「気が休まらないわね。今度は何があるのかしら?」
ヴェールとヴィータも、いささかゲンナリしている。
勘の鋭いヨルの「嫌な予感」は大体当たる。
以前アンデッドが襲撃してきたときも、ヨルの勘が働いた。
ソワソワしつつも、皆からの連絡を待っていると
飛び込んできた報告は、予想だにしないものだった。
『カオリ様!馬車が壊されています!』
『カオリ様!こちらもです!』
『こちらも壊されています!』
「な、なんだとぉーー!?」
なんと、5ケ所設置した馬車のうち4ケ所が壊されていた。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
次回更新は9日、月曜日を予定しております。
よろしくお願い致しますm(_ _)m




