魔力が消える獣人
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「あれ?でも魔力操作がある程度できれば、普通の人間並みに魔力を抑えることもできるんじゃないの?皆もそうしてるよね?」
私が従魔達に問いかけると、皆一様に首肯した。
転移魔法の習得にはより細かい魔力操作が必要だったために
やや苦戦していた節はあったが
魔力を抑えることに関しては
そこまで難しくはなかったはずだ。
「そりゃもちろんそうなんだが、お前…やっぱり俺達のことナメてるな」
「私達相手に、それが通用すると思う?」
「え?…あ、そうだよね。ハハッ…」
あまりに人間臭くなったがためにちょいちょい失念するが
この2人は神様だ。
人知を超えた存在であるが故に、人間にはできないことも
この2人ならできるのだ。
つまり従魔である以上、その魔力は人間とは異なるもの。
どんなに魔力を抑えていてもヴェールとヴィータには
分かってしまうということだ。
それにも関わらず、2人の魔力感知からその反応が
「消える」ということは、存在そのものが消滅するか
あるいは・・・
「もしかしたらアイツ、獣人じゃないのかもね」
「え、どういうこと?」
「そのままの意味だ。獣人なら、例え動物本来の姿になってる時でも魔力ってのは持ち続けてるもんだ」
「でも、マイケルは魔力を持ってるんだよね?」
「えぇ、そうね。獣人の魔力というのは主である契約者の影響を色濃く受けるから、人間とは違うものになるんだけど…」
「どうにも、アイツの魔力からはスペルディアに近いものを感じるんだよな」
「えぇ!?それじゃ、まさかマイケルはスペルディアの従魔ってこと!?」
「いえ、それはないわ」
私の思いつきの仮説はヴェールに
バッサリと否定されてしまった。
「従魔契約ってのは、契約者だけの特権だ。神官だったヤツにそれはできねぇはずだ」
「そんな…じゃ、アイツはなんなの?」
「それが分かれば苦労はしないわよ。んー…誰かこういうことが分かりそうな人はいないかしら?」
「んー…んー…あ!ルビアスとサミーロは?」
ついこの前まで世界を股にかける
路上パフォーマーだった彼等なら
先輩従魔にも会ったこともあるだろうし
魔力が消える獣人のことについても
何か知っているかもしれないと思ったのだ。
「可能性は無きにしもあらずだな」
「そうと決まれば、早速向かいましょう」
善は急げ。
ひとまずケイトに連絡を入れ、ルビアスとサミーロに
話を聞きたい旨を伝え、彼等を呼び出しておいてもらった。
「久しぶりだね。忙しいのに時間を取ってくれてありがとう」
「いえいえ、とんでもない。久しぶりにお会いできて、僕達も嬉しいですよ」
他愛もない挨拶をした後、私が部屋に遮音の結界を張ると
その空気を察してか、彼等はその顔から笑みを消した。
ヴェールとヴィータが本題を切り出す。
「今まで、あなた達が旅をしてきた中で、魔力が消える獣人の話って聞いたことない?」
「あるいは、ありえねぇ話だが、契約者以外の者と従魔契約を交わした話とか」
「どんな小さなことでもいいんだ。一見関係ないと思われるような話でもいいから、何か変わったことやおかしな話を聞いたこととかないかな?」
そうまくし立てた私達に、2人は驚き困惑していた。
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