田舎暮らし
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!
「あ…確かに、それなら…」
「後は、いっそ家族にしてもらうとか。親子とか兄弟姉妹とかね」
「そ、そうですね」
「アーサーと相談してみたら?」
「え!?ア、アーサー様と!?どどどどどうしましょう!?そんなことを相談して変に思われないでしょうか!?」
「お、落ち着け、落ち着けケイト!大丈夫だよ。ちゃんと気持ちを伝えることはできてるんだし、これからは1人で抱え込まずに、何でも話してみな?アーサーは素直な好意を寄せられていることが分かってるのに、邪険にするようなクズじゃないでしょ?」
「それは…はい、そうですね。相談、してみようと思います。本当に、何から何までありがとうございました」
アーサーに無事想いを伝えることに成功したケイトは
以前よりも人間らしく、乙女になっていた。
微笑ま可愛い。
アーサーがすぐに切り替えられるとは思わないが
きちんとケイトの気持ちには向き合って
応えてあげられるのではないかと、見ていて思った。
* * *
そして数十年後、とある王国で魔術に長けた勇敢な王子と
気の強い姉と甘えん坊の妹の双子の王女が誕生するのだが
それはまた別のお話。
* * *
それからというもの、私達は田舎暮らしを満喫していた。
コライ村は規模こそ村ではあるものの
広大な農地と牧草地帯が広がっており
元々「ウィムニスの食料庫」と呼ばれるほど
農産物、畜産物の生産量を誇っていたのだ。
そこへドラゴン達の労働力が加わることにより
以前よりも、生産量がアップしていた。
私達も、たとえ神と契約者だろうと
「働かざる者食うべからず」の精神で
畑仕事を手伝ったり、郷土料理を教えてもらったりしつつ
日々、平和に過ごしていた。
・・・この平和が続けば、どんなに良かったか。
ある日、ヴェールとヴィータが真剣な面持ちで
話があると言い出した。
こういう時は、大抵何か悪い知らせだ。
でも、ダレルからの連絡はまだない。
…ということは、神殿組に何か動きがあったのだろうか。
1つの部屋に従魔達も集めて
遮音の結界を張り話を始める。
「で、どうしたの?何か動きがあった?」
「あー、それなんだがな…魔力反応が消えるんだよ」
「え?誰の?」
「マイケルって獣人の魔力反応が、時々消えるのよね」
イマイチ意味が分からず、詳しく話を聞けば
獣人というのは、契約者と魔力で繋がりをもつために
常に魔力を持っており、魔力感知で探せば
大抵どこにいるのか分かるそうなのだ。
しかしマイケルの場合、なぜか時々その反応が
消えるのだという話だった。
「マジか。つまり従魔は隠密行動には向かないってことだね」
「まぁ、そうだがそうじゃねぇ。今はそういう話をしてんじゃねぇよ」
「分からないことだらけだわ。なぜ魔力反応が消えるのか、消えた後どうなっているのか…」
「うーん…ねぇ、消えるのってマイケルだけ?ランドルは?」
「そういやぁ、あの神官は大した動きしてねぇなぁ」
「そうねぇ、大体神殿の中にいるわね」
「と、なると…マイケルの単独行動?」
「ランドルが指示を出してるって可能性もあるだろ」
「「「うーーーん」」」
確かに、今ここにいる獣魔達からは魔力を感じるし
動物本来の姿に戻っても、どこにいるのかは分かる。
魔力反応が消える…どういうことだ?
ここまでお読み頂きありがとうございました。
次回更新は2日、月曜日を予定しております。
よろしくお願い致しますm(_ _)m




