信じられない告白 -sideアーサー-
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!
本日もアーサー視点のお話です。
今の俺にはもうどうすることもできない。
失ってしまったものはもう二度と戻らない。
しかしそれは、あまりに大きすぎるものだった。
「俺は…これからどうすればいいんだ…どうやって生きていけばいい?」
「アーサー、よく聞いて。私はこれから神の力によって魂を回収されるわ。それから転生することになるんだけど、そのタイミングをあなたに合わせてもらう。これから先、いつかあなたが死んで転生をする時に、私も一緒に生まれ変わって、来世で再会できるように頼んであるの。だから…少しの間お別れよ」
「ちょ、ちょっと待ってくれ。もう行っちゃうのか?嫌だ…嫌だよ!シンシアがいない世界でなんて、俺これ以上生きていたくないよ!」
せっかく再会できたのに、このまま行かせてなるものか。
俺は必死に引き止めた。
次に俺が生まれ変わる時だなんて
いつになるか分かったものではない。
だったら、このまま、シンシアと一緒に…!
「だめよ」
「え…なんで?」
「当たり前でしょう!?今の世界には、他の誰でもない、アーサーを必要としている人達がたくさんいるのよ。そんな人達を放って、自分だけが楽になることしか考えないなんて、そんなの…私が知ってるアーサーじゃない。私が愛した人じゃない!生まれてくるはずだったこの子のためにも、誇れる生き方を全うしてちょうだい」
「う…それは…でも、それは、今までシンシアがいたから頑張ってこれたんだ。君が笑顔で出迎えて、また送り出してくれたから、その顔を見たくて頑張ろうって思えてたんだよ」
「変わらないわよ」
「え?」
「確かに、私の肉体はもう無くなってしまったけど、これからもずっと、あなたを見守ってるわ。それに、あなたが大切に思っている人は、私以外にもいるでしょ?その逆に、あなたのことを大切に思っている人もたくさんいるわよね?」
「シンシア!」
「!?」
突然聞こえた第三者の声。
目の前に現れた声の主は、シンシアと抱擁を交わした。
「ケイト!久しぶりね!会いたかったわぁ」
「シンシアァ〜!私もぉ〜!会いたがっだよ”ぉ〜!!」
・・・俺の知ってるケイトじゃない。
俺の知ってるケイトは、もっとキリッとしていて
いつも冷静で、あんなに甘えたり感情を出すことはない。
俺が呆気に取られていると、我に返ったケイトが
姿勢を正して咳払いをしたかと思うと、俺に向き直った。
「団長!お願いします!戻ってきて下さい!我が魔術師団は、団長無しでは存続すらままならないものとなります!」
「いや、それは言い過ぎなn」
「ケイト?そうじゃないでしょ?」
「う・・・」
ケイトの言葉に返答しようとする俺の言葉を
シンシアが遮った。
バツが悪そうに言葉を詰まらせたケイトの背中を
シンシアがバシッと叩いた。
「ほら、そんなこと言うために来たんじゃないでしょ。ちゃんと向き合うって言ってたじゃない」
「う、うぅ…。だ、団長、いえ、アーサー様!私、あなたが好きです!」
「ふぇ!?」
「ずっと、ずっと好きでした!だから、お願いです!行がないでぐだざい!」
目に涙をいっぱい溜めて、顔を真っ赤にしたケイトからされた
突然の告白だった。
ナニコレ?何が起こってるの?
何でシンシアはそんなに満足そうに頷きながら
ケイトの頭をなでているの?
目まぐるしい急展開についていけずに
ただ、立ち尽くすことしかできずにいた。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
次回更新は12日、月曜日を予定しております。
よろしくお願い致しますm(_ _)m




