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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第16章
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異例の訪問

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

翌日、アーサーを訪ねて魔術師団の訓練場に向かった。


「よう!珍しいな。直接来るなんて何かあったか?」

「あぁ、ちょっとな」


訓練の合間、休憩になる頃合いを見計らって

アーサーを呼び出した。

汗を拭いながらおちゃらけた感じで声を掛けてきた。


いつもは受付のククリ嬢に言伝(ことづて)を頼むのだが

確実に時間を取ってもらわねばならない今回は

俺が自ら出向いていた。


(くだん)の作戦に何か支障が?」

「いや、そうじゃない。今回はお前個人に頼みがあってな。明後日、少し時間を取ってもらえないか?話したいことがある」


いつもとは違う俺の訪問に思うところのあるアーサーは

声を落として真顔で尋ねてきたものの

俺の返答を聞いて、軽口を叩き始める。


「おいおい、勘弁してくれよ。お前みたいな暑苦しいヤローと2人きりでおしゃべりなんて、気が滅入るだけだろうが」

「ご心配無く、私も同席致します」


俺達の会話にケイトが割って入る。


「え、ケイトも?…なんだよ。なんの話だよ?」

「それは明後日、キチンと話す。とにかく、時間を作ってくれ」

「・・・どうやら、拒否権は無いようだな。OK、分かったよ。んじゃ、明後日の午後からでいいか?」

「あぁ、大丈夫だ。その時にまた迎えに来る。頼んだぞ」

「りょーかい」


アーサーと約束を取り付けると

ケイトにも目配せをし、頷き合った。


日程を調整し終えると、再びタツに連絡を入れる。


『ダレルか?思ったより早かったな』

「あぁ、急かすようで悪いが、やはり仲間が苦しんでいるのを放ってはおけなくてな。それでこちらに来るときなんだが、カオリ殿か神々、もしくはその両者でも構わんが、一緒に来てもらえるか?」

『それはもちろんだ。そもそも、俺一人では転移魔法とやらが使えない以上、徒歩になるからな。日が暮れるどころか、何日かかるか』

「ハハッ、確かにそうだな。だが、それなら大丈夫そうだ」

『何かあるのか?』

「…いや、万が一アーサーが拒んで、本気で暴れでもしたら、俺とケイトでは無理なんでな」

『あぁ、そうか。俺も、魔法での攻撃は防ぎ方が分からんからな』


タツにはそう言ったが

本当はタツの護衛をしてもらうためだ。

騎士団、魔術師団共に

身内を鬼に殺された者は少なくない。

入団の動機が「鬼から民や大切な人を守るため」

という者も相当数いるのだ。


いくら陛下からの通達があるとはいえ

やはり、タツを完全に1人で出歩かせるというのは

まだ危険なように思えた。

その真意は伏せたまま話を続ける。


「それと、ケイトから事前にタツと2人で話がしたいと申し出があったんだが、了承してもらえるか?」

『もちろんだ。たぶん、何か思うところがあるんだろう』

「ありがとう。ではそういうわけで、明後日の昼過ぎ頃に来てくれ」

『分かった』


そうしてタツとの通信を終え、当日を迎えたのだった。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は22日、月曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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