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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第16章
222/319

撒き餌

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

「いっそのこと、公にしてしまえと?だがそれでは再襲撃があった際の容疑者を、無闇に増やしてしまうだけではないか?」

「ですから、議会後にあの2人を呼び出し、『あの話はダミーで、本当の場所は北東の森だ』とか言っておけばいいんじゃないですか?」


・・・今のは俺のモノマネだろうか。

こいつは俺を主だなどと言いながら

ちょいちょいバカにする節がある。

まぁ、許容できる範囲だから、問題はないのだが。


「なるほど。スケールの大小はあれど、作戦自体はもれなく適応するということか」

「えぇ。なるべくなら最初の計画から変更はない方が、物事はスムーズに進むでしょう?」

「違いない」


コリンの提案に乗ることにした。

陛下の執務室を訪ね、議会の打ち合わせと称し作戦会議。

執務室には父と兄も揃っていたので、話は早かった。


「議員達をも欺くことにはなるが…」

と多少難色を示されたが

この3名には、事前に神殿組が怪しいと話ていたこともあり

「敵を欺くにはまず味方から」

と落としどころを決めてくれた。


そして翌日の議会。

最重要機密事項の伝達という名目で、神殿組を招集した。

カオリ殿への襲撃は、皆周知の事実であったので

転居先は「南西の森」と伝え

それについて疑問や反発などはなく

納得という感じで終わった。


議会終了後、ここからが本番だ。

俺は密談用の会議室に、ランドルとマイケルを連れて入り

早々に本題を切り出した。


「先程の議会で、カオリ殿の転居先は南西の森と言ったな…あれは嘘だ」

「は?」「え?」


俺の発言を聞いて

鳩が豆鉄砲を食らったような顔をした2人。

無理もない。

議会という公の場で、最重要機密事項として

伝えられたばかりの話を早々に嘘だと覆されたのだ。


「嘘…とは、どういうことですか?」

「襲撃犯をおびき寄せようと思ってな。あえて嘘の情報を流した」

「お前…アホちゃうか!?()()()()()()()やぞ!?そんなん漏らす奴おらへんやろ!もしそれが漏れたとしたら、あん時おった奴等ぁ全員怪しいっちゅーことになるやろが!」

「カオリ殿の居住地がなぜ知られたのか、皆目見当がつかん。…正直俺は、国内に手引した者がいるのではないかと思っている」

「は?なんやそれ?…お前、まさか俺等んこと疑っとんか?」

「坊っちゃん、落ち着いて下さい。ダレル殿は我々を疑っていないからこそ、こうして先程の話が嘘であると打ち明けて下さったんですよ。そうでしょう?」

「そうだ。お前達にはキチンと本当のことを話すつもりで、この場所を設けた。だから…いいか、絶対にこのことを漏らすなよ。本当の転居先は『北東の森の中』だ。東の森、バスドム寄りのところだそうだ」

「そういうことかい。んで?自分等ぁこれからどないすんねん?」

「とりあえずは様子見だな。いきなり黒幕が出てくるとは思わないが、少なくとも実行犯が姿を見せてくれさえすれば、そこから元締めの居場所を割り出して行くことも可能だと思っている」

「そうですね。もし何か協力できることがあれば、遠慮なく仰ってくださいね」

「あぁ、ありがとう。頼りにさせてもらうよ」


さて、これで餌は撒き終わった。

後は、食い付くのを待つだけだ。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は11日、木曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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