感覚派御一行
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!
「お疲れ様でした。ご協力頂き、本当にありがとうございました。後日、また改めて職人達にもお礼に伺わせて下さい」
『いやぁ、なに。こちらとしても、タツ殿と神々が来てくださったことで、大いに活気付きました。大変、良い経験ができましたぞ。皆様に、くれぐれもよろしくお伝えくだされ」
「えぇ、分かりました。では、失礼します。・・・・・だ、そうだ」
「うん。しかと、よろしくされた」
全ての馬車を設置し終えて、その場所を記した地図を
ダレルに渡しに来ていた。
遮音の結界を張った執務室にて
作戦の第一段階の完了と、協力への感謝を伝えるために
ルイ男爵に連絡を入れたのだった。
「お前達もご苦労だったな。協力に感謝するよ。魔法教室とやらは、上手くいったのか?」
一緒に城へ戻ってきたファイとニーナへ
労いの言葉と共に、魔法教室の成果を問うその顔は
なぜだかちょっと、苦笑い気味だ。
「えぇ、まぁ。結果的には全員、問題無しと言えるレベルまで習得しましたね」
「一部、想像以上でしたけどね…」
「?そうか。無事に成功したようで何よりだ。ドラゴン達はともかく、狼兄弟は苦戦するんじゃないかと思っていたんだ」
なぜかと問えば…
3兄弟は魔術師団の戦闘訓練に参加しなかったし
ゾンビを捕縛した時のヨル不器用さを見ていたから
魔法は向いていないのではないかと思っていたそうだ。
「あー…まぁ確かに、転移魔法って結構細かい魔力操作が必要になってくるからね。ぶっちゃけ、ヨル、ローズ、ミモザは通常通りの教え方ではダメだったねぇ」
「ドラゴン達もか?」
「ルリカとリーフはちゃんとできたんだけどね」
今回のことで分かったのは、ローズとミモザもヨルと同様に
感覚派であるということ。
理屈でアレコレ説明されるよりも
「ギュッと掴んで、グッと溜めて、バーンと出す!」
みたいな説明のほうが理解しやすかったらしい。
「なるほど…そういえば、カオリ殿にもそんな節はあったな」
「まぁ…ね。だから、結局7人中3人は私が教えたことになるかな」
「そうね。最後の方、私とニーナは見てるだけだったわね」
「ルイ男爵からの連絡待ちでした」
2人とも苦笑いだったが
他者に魔法を教えるという経験は初めてだったようで
逆に良い勉強になったとお礼を言われてしまった。
後日、こちらからも礼をすることを約束し
ファイとニーナは退室していった。
「…で、先程言っていた『気になること』というのは?」
「あぁ、それなんだけどね・・・」
ここへ来る前に連絡を入れた時
ダレルには「気になることがある」と話をしておいた。
無論、マイケルのことだ。
ヴェールとヴィータが思い出した
前の契約者の従魔が、猫ではなかったこと。
公表前に私が襲撃されたことを知っていたこと。
そして、ランドルと共犯である可能性。
全ての話を聞き終えた後、ダレルは難しい顔をしていた。
「うーん…現段階で2人とも容疑者に名を連ねているのだから、その可能性も否定はできないが…以前話したと思うが、俺達兄弟とランドルは幼馴染みなんだ。俺の記憶の中では、俺達が幼少の頃からマイケルはいたし、ランドルの両親からも、マイケルはランドルの祖母、つまり先代契約者の従魔だということを聞かされていたんだ」
・・・・・・マジで?
ここまでお読み頂きありがとうございました。
次回更新は1日、月曜日を予定しております。
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