アイツは誰だ?
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
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どういうことだ?
前の契約者の従魔が鳥だった?
それじゃ、マイケルは何者だ?
「それ、間違いないの?」
「あぁ。正直な話、いくら俺達でも、どの契約者の従魔が何だったかなんて、いちいち覚えちゃいねぇんだが…」
「少し引っかかってはいたのよ。何か違うなって。だから、よーく考えて思い出してみたら、確か鳥だったなって」
「最初に違和感を覚えたのは、俺達に襲撃の話をしてきた時だ」
よくよく思い返してみる。
ウィムニスからの使者が来た時
私とヴィータだけ残って陛下と話をした。
あの時陛下は、数日前にダレルから襲撃の話を
初めて聞き、翌日の議会でそのことを議題に上げる
と言っていた。
ところが翌日、まだ議会が始まる前に
マイケルは私達の元へ来て、襲撃の話をしていた。
「ってことはつまり、マイケルはカオリが襲撃を受けたことを知ってたってことになる」
「これは・・・謎が謎を呼ぶなぁ」
「え?なんでですか?内通者は神官補佐のマイケル様ってことで、一件落着じゃないんですか?」
話を聞いていたニーナが疑問を口にした。
「うん。内通者はマイケルでほぼ確定なんだけど、じゃぁ彼は何者なのか?ランドルは、自身のおばあちゃんである先代契約者の従魔だと言っていたけど、それは本当かどうか。もし嘘なら、周囲が誰も何も言わないのはなぜなのか?そして、ランドルは共犯なのか?という問題が出てくるんだよね」
「確かに…今の状況からだと、ランドル様も限りなく怪しいわね」
私の解説に、ファイも同調した。
「でも獣人って、契約者と従魔契約した動物だけがなるんだよね?」
「そうだな。他の例は見たことねぇな」
「少なくとも、私達は知らないわ」
ヴェールの含みのある言い方に
もしかしたら、魔核なら何か知っているのかもしれない
と思っていることが察せられた。
相変わらず魔核はダンマリを決め込んでいるようで
「人間の世界のことは人間で解決してくれ」
という、基本スタンスを崩すつもりはないようだ。
恐らく次に話ができるのは
私が「器」になるか否かを決めた時だろうと
ヴェールとヴィータは言っていた。
「これは少し、計画の変更が必要かもね」
「私達の方でも、もう少し調べて見るわ」
「お前らは、まだ馬車の設置が途中だろ?ここまでやっておいて、中止にすることはできないだろうしな」
「そうだね。ダレルにも後で話しておこう」
一旦話をまとめて、作戦に戻ることになった。
全ヶ所設置完了まで、後2ヶ所。
全てが終わるまでに、少しでも話に進展があればいいと
願わざるを得なかった。
それから、ローズとミモザの転移魔法の練習も
各ヶ所への馬車の設置も、つつがなく進行していった。
とはいえ、ルリカとリーフが自分達のほうが覚えが早いと
自負するだけあり、ローズとミモザはマーキングの段階から
なかなか苦戦を強いられていた。
そして、全ての馬車の設置が終わる頃に
ようやくマーキングが目視できる距離からの
転移に成功したのであった。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
次回更新は24日、月曜日を予定しております。
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