危険チャレンジ
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!
3ヶ所目の設置を終えて、西の森に帰って来た。
「おかえりなさい」
「順調みたいだな」
珍しい。
いつもは私が帰ると、3兄弟が出迎えてくれるのだが
今日はヴェールとヴィータがお出迎えだ。
「あれ?2人だけ?3兄弟とタツは?」
「あの子達、転移魔法を使えるようになったのがよっぽど嬉しかったみたいね」
「コライ村に行ったぞ」
「え!?どうやって?コライ村には私のマーキングしかなかったよね?」
「それがまた、それたちにとっても初めての話なんだが・・・」
なんでもあの子達は、私がマーキングをしなくとも
ヴェールとヴィータ、及びその魔力のある場所
そして従魔達の元に転移できるのを見て
自分達もできるのではないかと
むしろ、転移魔法はそういうものだと思っていたと。
なので私のマーキングに向かってやってみた結果
5人が5人ともコライ村に
転移できたということだった。
なんて危ないことを!
上手くいったから良かったものの
失敗すればタダじゃ済まないことは
練習段階で分かっていただろうに!
久々に、心底ゾッとした。
アイツら、帰ってきたらお説教だ!
ほら見ろ、ファイとニーナも目が点になってるだろうが!
「さすが、カオリの従魔ね・・・」
「想像以上に規格外でしたね」
「ってか、なんで2人はあの子達を止めてくれなかったの!?」
「ちょっと、カオリは過保護よね」
「無理だと思ったら止めてる。俺達から見て問題なさそうだと判断したから行かせたんだよ」
「え?あ、そうなん?見ただけで分かるもんなんだ?」
「お前…相変わらず俺達のことナメてんな」
「ゴメンて。ところでタツは?」
私が話を逸らすと、後ろでガチャリと扉が開いた。
「俺ならここだぞ。木の芽を世話しに行っていた。みんな、おかえり」
「ただいま。タツもご苦労様」
「あぁ。ローズとミモザは久しぶりだな。で、こちらのお嬢さんははじめましてだな」
「は、はじめまして!わ、私、ニーナと申します」
うん、ガチガチだね。
初対面で、しかも鬼を間近で見たのも初めてなのに
いきなり話を振られて、驚きと緊張で
固くなってしまったニーナ。
見かねたファイが助け舟を出す。
「ニーナは私と同郷でね。この国で魔術師団に入る前は、冒険者として一緒にあちこちを旅していたのよ」
「そうか。同郷の友となら心強いな。申し遅れた、俺はタツという。見ての通り鬼だが、そちらに危害は加えない。よろしくな」
「はい、こちらこそ。タツさんのお話はファイからも聞いていました」
ちょっとぎこちないが、友好的なやり取りが微笑ましい。
ウィムニスで会わなかったのか疑問だったが
ニーナは馬車の製造所にしか行ってないため
国賓として外遊していたタツとは会わなかったらしい。
「で、2人が言ってた気になることって何?」
私は気を取り直して、2人が帰ってきた時に言っていた
「気になること」の話を聞くことにした。
「あぁ…それがな、前の契約者の従魔なんだが…」
「確か、鳥だったのよ」
・・・・・・んん?
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