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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第15章
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帰路 -sideヴィータ-

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

「ぃよしっ!んじゃぁ帰るか!」

「なんだか、あっという間だったわね」

「では男爵、世話になった。。皆に、くれぐれも礼を言っておいてくれ」

「ハッハッハ!あれほどご自分で仰っていたのにですか?なんとも義理堅いお方ですな。分かりました。伝えておきましょう。皆様もどうかお達者で。…ご武運を、お祈りしておりますぞ」


ウィムニスに来てから早2週間。俺達は帰路に着いた。

国賓として出迎えられ、タツを紹介し

俺達の顔見知りの人間達とも上手く付き合えていたと思う。


馬車のパーツ作りも特に問題は無かった。

そもそも、大型馬車を家に見立てようという作戦だったり

その数の馬車を作れるだけの材料や職人を揃えたりと

俺達が予想もしていなかったことを考え

それを実行する人間達が面白くて

俺もヴェールも、結構ノリノリでウィムニスに来ていた。


俺達は不眠不休で動けるから、昼の間はタツに同行。

国賓としてちゃーんと振る舞い、夜間にパーツを作る。

そして翌日の昼間に、そのパーツを職人達が組み上げる。

そんな生活を繰り返すこと1週間。

1ヶ所目の馬車が出来上がった。


そんで1週間も外遊してりゃ、大体の視察は終わっちまう。

んじゃぁ後はどーするかっつーと

もう昼間からずーっとパーツを作るわけだ。

その間に、タツは騎士団の演習に参加してたらしい。


その結果、俺達の作業の方が圧倒的に早く終わり

帰るか。って話になった。

後の馬車は出来上がったらその都度連絡をもらえるように

改良型の通信球をその場で作り、ルイに渡したんだが

コイツもまたその凄さが理解できる類の人間らしく

アーサーやケイトなんかと同じような反応を見せてくれた。

俺は満足だ。


なんだかんだ、タツも楽しめていたようだし

最終的には暇を持て余した俺達は

タツがいた世界の話を聞いていた。


(あやかし)の世界というのは、今までも何度か聞いていたが

それより面白かったのは

タツがまだ人間として生きていた頃の話だ。

カオリがいた世界と同じ世界だったらしいが

カオリが生きていた時代から

数百年前の時代だと言っていた。


言葉遣いや服装、法律や地名なども

だいぶ違変化していったらしく

カオリが住んでいた場所が「東京」

という都市だったのに対し

同じ場所なのに、タツの時代では「江戸」

と呼んでいたそうだ。

その江戸で、当時流行っていた芝居や食い物

独特の文化などの話も聞けた。


いやホント、知らない世界の話ってのは面白いもんだな。

多分、その時代の契約者もいたんだろうが

そんな話をするような関係にはならなかったし

何より、そんな暇はなかった。


早いとこ帰って、アイツらにも話を聞かせてやりたい。

いつの頃からか、カオリと共に俺達の家族みたいな

存在になっていた狼とドラゴン達。


契約者の従魔ってだけの存在に

こんなに情を移したのは初めてだ。

特に狼の兄弟は、ガキの頃から見てるから

尚更そう思えるのかもしれない。


そんなことを考えていたら、唐突に思い出した。


「なぁ、ヴェール。前の契約者の従魔って、猫だったか?」

「え?何よ、突然。うーん、そうねぇ…正直よく覚えてないわ。でも…言われてみれば違ったような…」


なんとも言えない違和感を抱いたまま

俺達は馬車に揺られた。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は13日、木曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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