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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第15章
211/319

1ヶ所目

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

まったく…

私達のために作戦に協力してくれてる職人さん達に対して

なんてことを!

仮にも神であるのに、アイツらときたら言っていい事と

悪い事の区別がまだついていないようだ。

再教育しなければ!


「あの、カオリさん?どうかしたんですか?」

「え!?あ、あぁ、いや、あの、今ね、ウィムニス組から連絡が入って、明日には1ヶ所目の馬車が出来上がるみたい」

「もうできるの?ずいぶん早いわね」


念話の内容は私にしか聞こえていなかったため

従魔達にはキョトンとされ

ニーナには心配されてしまった。

なので、馬車の話をして誤魔化す。


「まぁ、パーツが全部揃ってて、後は職人さん達が組み上げるだけだからね。ルイ男爵によると、王宮お抱えの名工達を国内から集められるだけ集めてくれたみたいなんだ」

「すごいですね。どうしてここまでしてくれるのでしょう?」

「んー…やっぱり、ダレルが直筆で手紙を出したのが大きかったんじゃないかな?手紙の内容や、届けられた手段を考えると、非常事態だっていう危機感があるのと、私達が召喚されてたって事に対する不安も大きいんだと思う。世界の均衡を揺るがす事態となれば、どこの誰だろうと、他人事にはならないからね。それが為政者という立場ともなれば尚更だよね」


今はまだ、表面上は何も起きていない。

()()平和。

でも私達に対しては、すでに異変は起きている。

できることなら、このまま私達だけで処理してしまいたい。


契約者と神が召喚されたという発表が

国から正式にされている以上、この世界の人々は

何らかの異変が起きると疑心暗鬼になっているはず。

だからこそ、ウィムニスもこれほどまでに

協力的なのだろう。


「どっちにしても、ここでの練習も限界だったし、今日はもう終わりにしよう」

「明日馬車が出来上がるなら、続きは次の場所に移動してからでも良さそうね」

「でしたら、私はもうあちらで待機してますね」


今日の練習はここまで。

当初の予定通り、ニーナはウィムニスへ。

私達はその魔力を隠すため、西の森の拠点へと

同時に転移した。


「ふぅ…今のところは順調ね。これで、ニーナが明日馬車を持ってきたら、カオリが幻術隠ぺいをかけて、1ヶ所目が完了ってことでいいのよね?」

「うん、そう。ニーナがこっちに戻って来る時に、ヴェール達に連絡をするように頼んであるから、それに合わせて南東の森へ行く」


幻術と隠ぺいは、魔法をかけた本人の意志による解除

もしくは、術者が死亡することでしか解除されない。


見る人が見れば、その場に「何か」があることは

分かるのだが、その正体を目視で確認することはできない。


唯一、触れることでその形を確認することはできるが

それが大きい物になればなるほど

全容を理解するのは困難を極める。


家の代わりに馬車を置くことにしたのもそのためだった。

家と同じ範囲と面積に丸太を積み上げるだけでも可能だが

それでは、触れられてしまえばすぐにバレてしまう。


そして翌日、ヴェールから念話が入った。

それに合わせて南東の森へと転移する。


ニーナが持ち帰った馬車は、大型の2階建て。

前世で馬車に乗ることなんて無かったから

良し悪しは分からないはずだけど

そんな素人の私から見ても、素晴らしいものだと

いうことだけは理解できた。

ますますウィムニスの方達に感謝だ。


これを隠してしまうのは忍びないが仕方ない。

馬車を並べて幻術と隠ぺいを施し

1ヶ所目が完了したのだった。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は3日、月曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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