あの日の思い出
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!
ご無沙汰しております!無事に復活致しました!
とはいえ、無理のないペースでやっていきますので
今週からは週2回の更新になります。
そして、ブクマ登録や、評価も頂きまして
本当にありがとうございます!
今話から新章スタートです!
これからも変わらぬご愛顧を
どうか、宜しくお願い致しますm(_ _)m
乱気流に匹敵するという揺れに耐え
途中休憩を挟みながら乗り続けること約半日。
ついに南部に入った。
ベルマーノ国内で唯一の海沿い。
漁業とリゾート産業が盛んな都市、スプリトーナ。
街中にはそこかしこに露店や屋台が並んでおり
どこを歩いてもいい匂いが漂ってくる。
「そういえば、ファイ達と初めて会った後、一緒にご飯を食べた荒磯亭も海沿いの街だったよね」
「えぇ、アグニアだったわね。なんだか随分懐かしい話に思えるけど、あれからまだ2年くらいしか経ってないのよね」
「不思議ですね。すごく昔のような気がします」
「きっと、それだけ2人の過ごしてきた時間が、充実してたってことなんだよ」
「えー、カオリ様との出会いの話ッスか?」
「それは私達も知りませんわね」
「気になりますぅ。どんな感じだったんですかぁ?」
「もしかして、カオリ様がこの世界で初めて出会った人間がお二人だったんですか?」
従魔達がすごい勢いで食いついてきた。
ファイとニーナに、矢継ぎ早に質問をぶつける。
そんな従魔達に、イタズラめいた笑みを見せるファイ。
・・・イヤな予感がする。
「そうよ。私達と、ジンとジャイルの4人でパーティーを組んで、冒険者をやっていた頃ね。そりゃぁもう、最初は怪しさの塊だったわよ。森の中から突然バーン!と飛び出して来たかと思えば、目の前の魔獣を踏み抜いて一撃で仕留めたんだもの。驚いたわ!…でも、その後がねぇ…」
「ストォーップ!ファイちゃん!それ以上はもういいよ!?」
私の抵抗も虚しく、初対面の時のテンパり具合と
入国金を肩代わりしてもらったという
あまり知られたくない過去を暴露され
私は唸りながらファイを睨むことしかできないのであった。
その後、しばらく街を探索し
美味いと評判のイカもしっかり堪能しつつ
後でヴェールとヴィータも来れるようにと
所々にマーキングをしておいた。
ウィムニスの王都で屋台グルメを楽しんでいたのを
思い出し、この街もきっと2人は大はしゃぎで
歩き回るであろうことが容易に予想できたのだ。
実はベルマーノで暮らし始めてからも
荒磯亭には何度か行っている。
元島国の民である私はもちろんなのだが
ヴェールとヴィータも海産物は好きなようだった。
3兄弟は連れて行ったことがあるのだが
DGとタツは行ったことがない。
この街も含めて、全てが片付いた暁には
是非とも色々な物を食べに皆であちこち
飛び回っていみたいものだ。
「もう日が暮れ始めるから、今日はこの街で1泊して、明日の朝森へ向かいましょう」
「はぁ〜、気分的にはもう少し滞在したいところだけど、そうも言ってられないよね。絶対、みんなでまた来ようね」
「そッスね。今度は全員で来たいッス!」
8人という大世帯になってしまうため
即日で宿を探すなら早めに行動しなければならない。
もう少し街ブラを楽しみたいところだが
それはまた今度のお楽しみにしておこうと
少し後ろ髪を引かれながらも宿を探した。
8人が泊まれるだけの空室があった宿を見つけた頃には
辺りはすっかり夜の闇に包まれていた。
せっかく窓から海が見える部屋だったのだが
こうなってしまっては何も見えない。
唯一見えた灯台の灯りが、強く主張しているように見えた。
明日はまた移動。
疲れは感じないはずだけど
初めてのことだらけで楽しかった反面、緊張もした。
今日は早く寝ようと、皆ベッドに潜ったのだった。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
今週からは月曜日と木曜日に更新して参ります。
次回更新は23日、木曜日を予定しております。
よろしくお願い致しますm(_ _)m




