旅の準備
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!
作戦の確認をして、ニーナと共に家に戻ってきた。
従魔達とファイに出迎えられ
こちらでは明日からの流れを確認をする。
「マーキングはみんなできるようになったから、明日からは転移してここに戻ってくる練習になるよ。行ったことのない場所から戻ってくることになるから、まずはここから目的地まで、ある程度は乗合馬車とか使うけど、徒歩移動が基本になってくる。2人は大丈夫?」
ファイとニーナに問いかける。
私は不眠不休で動けるが、従魔達も夜に眠れさえすれば
飲まず食わずで動ける。
しかしファイとニーナは生身の人間。
私達と同じに考えてはいけない。
「一応、私達も元冒険者だからね。陸路の移動は慣れてるわ。でも当然、感覚の違いはあるでしょうね」
「だよねぇ。…よし、移動するときはファイとニーナが指揮を取ってくれる?2人が楽なペースで進んでくれていいからさ」
「分かったわ。少し時間をかけた方がいいのよね?」
「うん、そうだね。向こうもこれから作業を始めるみたいだったから、仕上がるまでにどれくらいの時間がかかるか、まだ分からない。まずは、一番距離のある所から攻めてこうか」
ファイは荷物を漁ると、この国の地図を取り出した。
ベルマーノという国は、東西に長く
首都を中心部として、北部、東部、南部に都市があり
西部は森が広がり、その出入り口に宿場町がある。
三方を森と渓谷に、南部を海に囲まれているという
陸の孤島のような地形になっている。
神聖国として、この世界の守護を担う絶対的不可侵領域。
それが、この国の本質なのだ。
「今までの生活スタイルを鑑みて、都市部に居を構えるってことはしないつもり。この国を覆う森の中のどこかに移る。そのために馬車を作るんだしね」
「そうよね。今いるのが西の森。ここは他の森と比べて、長さはあるけど幅がないのよ。だから都市が発展せず宿場町に留まっているのよね。あ、話がずれちゃったけど、今の場所から一番離れているのがここ。南東の森」
ファイは地図を指差して場所を教えてくれた。
今の拠点は西と言っても、かなり北寄りで
北西と言ってもいい位置だ。
そこと対極の場所となれば、そりゃたっぷり時間も稼げる。
「うん、いいんじゃないかな。そうは言っても、ここから首都までは転移できちゃうから、距離的には実質半分くらいだね」
「それでもこの森へ行くには、一度東部か南部を経由しなければならないわ。どちらにしても、陸路を行くのは時間がかかるわ」
「あ、そっか。やっぱり結構な長旅になるね」
「えぇ。だから、私とニーナはこれから買い出しに行ってくるわ」
「でしたら、私も参りますわ。せっかくですから、少し城下を見物したいんですの」
「俺も行きます。女性だけでは何かと物騒です。護衛と荷物持ちくらいはできますから」
ファイとニーナの買い物に、ルリカとフェンが同行する。
フェンの言う通り、この2人が護衛と荷物持ちならば
おつりが来るだろう。
私はリーフと一緒に食事の支度をしながら
皆の帰りを待つことにした。
「行ってらっしゃい。何かあったら、連絡ちょうだいね」
「はーい!行ってきます!」
ニーナが可愛く手を振って4人は転移して行った。
その様子を見ていたヨルが、思い出したように尋ねてきた。
「馬車の運搬ってカオリ様がやるんじゃダメだったんスか?」
ここまでお読み頂きありがとうございました。
次回更新は2日、木曜日を予定しております。
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