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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第14章
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作戦の全容

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

従魔達のマーキングが完璧になった頃

ウィムニス組から連絡が入った。


『カオリー?そっちはどう?こっちは今ウィムニスに到着して、作業場に案内されたわよ』

『どうする?一旦こっちに来るか?』

『あ、マジで?んじゃ、ニーナ連れて行くわ』

『分かった。待ってるぞ』


「ファイ、ニーナ、今ヴェールとヴィータから連絡が入った。これから作業を始めるみたい。ニーナを連れて1回向こうに行きたいんだけど、いい?」

「いよいよね…。ニーナ、頼んだわよ」

「うん、頑張るっ!カオリさん、お願いします」

「よし、じゃあ行ってくるね」

「「「「「行ってらっしゃいませ」」」」」


私はニーナを連れて、ウィムニスへと転移した。

到着した先では、作業場となる場所で

ヴェールとヴィータ、タツ、そしてルイ男爵が待っていた。


「男爵殿、ご無沙汰しております」

「お久しぶりですな、カオリ殿。そちらのお嬢さんが今回の?」

「えぇ、そうです。運搬係をやってくれるニーナです」

「はじめまして、ニーナと申します。どうぞ、よろしくお願いします」

「ルイと申します。こちらこそよろしく、ニーナ嬢」

「じゃあニーナ、早速で悪いんだけど、マーキングしてくれる?」

「はい!」


ニーナがその場にマーキングを施したのを見届けてから

作戦の最終確認をするべく話を始めた。


「それではこの後の流れを確認していきます。まずはタツ、国賓としてしばらくの間は世間の目を引き付けておいてもらう。その間に、ヴェールとヴィータはこの作業場でパーツを作り出す。そのパーツを職人さん達に組み上げてもらい、仕上がったそれらをニーナが運ぶ。そして、私が向こうで幻術と隠ぺい魔法をかける」


ダレルが考案した作戦。

それは、家を建てる代わりに車輪のない馬車を

並べて設置するというものだった。


馬車と一口に言っても、その形状は様々で

今回使うのは、日本でも明治初期に一時使われていた

2階建てのもので、30人は乗車できる大型の馬車だった。


しかしいくら大型と言えど、1台で家と言える体積を

(まかな)えるはずもなく、2〜3台は並べなければならない。

当然ながら、そんな大型の馬車を

ホイホイと量産できるはずもない。

かと言って1から作れば、莫大な時間と費用がかかる。


そこで導入されるのが、神様式量産パーツ。

材料をヴィータが回収し、ヴェールが生産。

出来上がったパーツを職人さんが組み上げて

大型馬車を量産するのだ。

加えて、ヴェールとヴィータがパーツに

魔力を付与すれば、私は馬車の元まで

転移が可能になる。


直接馬車を作りだせば良いと思われそうだが

パーツのような細かい物を作り出すなら

それほど力も使わないので、察知されにくい。


しかし、このようなことをベルマーノ国内でやれば

上層部にもすぐにバレる。

だからこそ、他国に協力を仰いだという

念には念を入れた結果だった。


「私はすでに、襲撃を受けて引っ越しをするということを公言してあります。そしてその引越し先を選ぶために、従魔達の転移魔法の練習に便乗し、あちこち下見をするつもりだとも言ってあるので、家庭教師をしてくれるニーナが私達と行動を共にすることを不審には思われないはずです。ニーナには、その先々でマーキングをしてもらい、ここで組み上げた馬車を運んでもらう。そして、私が各種魔法を施した後、ここからはダレルにかかっています」


各場所に馬車を設置し終えた後、ダレルには

「カオリ殿の引っ越し先が決まった」

と報告してもらう。それと同時に

「万が一襲撃犯の耳に入るといけないので他言無用」

と付け加える。


馬車を設置する場所は全部で5箇所。

容疑者も5人。


それぞれに別の場所を教え

その後の彼等の行動から犯人を炙り出そう

という作戦だった。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は30日、火曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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