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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第14章
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密談の部屋

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

(いぶか)しむ陛下に説明を続けた。


「転移魔法の練習ですから、まずはマーキングを覚えるところから始まります。今の家にマーキングができたら、その後はある程度離れた場所まで行き、そこから転移魔法で家へ帰る。というのを繰り返すことになります。その移動先に引っ越し候補地を選び、私も同行し良さそうな場所を探してしまおう。と考えております」


そう説明すると、陛下は目を丸くしていた。


「なるほど…それはまたなんとも…抜け目のないことだな」

「そうだな。こいつの抜け目のなさはなかなかだ。()()()()()()()()ってやつだな」

「フフン♪まぁね!」

「褒めてねぇ」

「フッ・・・ハッハッハ!そうかそうか。色々と合点がいった。ではその引っ越し先が決まったときには、また教えて頂きたい」

「えぇ、もちろんです」


どうやら納得してもらえたようだ。

陛下が今日は泊まっていくようにと勧めてくれた。

晩餐の後に話をしていたために

もうかなり深い時間になっていたのだ。


せっかくなので、そのご厚意に甘えることにした。

ヴェール達にはその場で念話を繋ぎ

明日の朝帰ることを伝えた。

密談用の部屋も形無しである。


『陛下にはうまく取り繕えたと思う。引っ越しのための下見だって言ったら、納得してくれたから』

『そう、なら大丈夫そうね。他には何か聞き出せた?』

『うーん、特には。強いて言うなら明日の議会で、ウィムニスからタツが正式に招待を受けたことと、私への襲撃の件を公表するってことくらいかな』

『ふーん、じゃあとりあえずは明日帰ってきて、次はまた3日後に城へ行けばいいってことね?』

『そういうことだね。じゃ、明日の朝イチで帰るから、留守番よろしくね』


以前作戦会議をした時にダレルが言っていた。

議会で何か新しいことを議題に上げるときには

事実確認や資料作成のため、事前に報告が必要で

最低でも、陛下、宰相、宰相補佐の3名には

話をしておかなければならない。


今回の私への襲撃もダレルが報告を遅らせたとはいえ

その3名は他の者達よりも、早く知っているのだ。

そのせいもあって、密談用の部屋で話をしたようだ。


ヴェールへの連絡を終えて、その日はベッドへ潜った。

そして翌朝。

身支度を整えて帰ろうとしていると

今日の議会に呼ばれたというマイケルと出くわした。


「カオリ様、ヴィータ様、おはようございます。お帰りになるのですか?」

「あ、マイケル。おはよう。そう、昨日陛下のご厚意で一泊させてもらったの。晩餐の後に話し込んでたら遅くなっちゃってね」

「えぇ、伺っております。昨日、ウィムニスから使者が来たと聞きましたが、それと関係が?」

「そうそう、その話は今日の議会で詳しく聞けると思うよ。ところでランドルは?」

「あぁ、坊っちゃんはちょっと(はばか)りに…」


そこまで話すと、マイケルは周りを見回して

声を落として話を続ける。


「ところでカオリ様、襲撃を受けたと伺いましたが本当ですか?」

「あぁ、うん。そうなんだよ。幸いこれといった被害は出てないんだけどね。引っ越そうと考えてるところなんだよね」

「そうでしたか。ご無事で何よりです。お引越し先はどちらに?」

「まだ決まってないんだよね。これからあちこち見て回って、気に入った所があったら移る予定だよ」

「なるほど。いい場所が見つかるよう、私もお祈りしていますね」

「うん、ありがとう。それじゃ、またね」


そう言って、その場を後にしたのだった。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は16日、火曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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