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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第14章
195/319

それはできない

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!


ブクマ登録、評価も頂きまして感激の極みでございます!

あれから少し考えた。


タツの魂に干渉する力。

通信球の時みたいに、何か既存の術式を改良して

魂に付けられた穢れを取り除くことはできないだろうか。


「おーおー、随分難しい顔してんなぁ」

「それはまぁ、やろうとしているコトがコトだけに、難しい顔にもなるわよねぇ」

「うーん・・・」

「でもねカオリ、それは止めておいた方がいいと思うわよ」

「え、なんで?」

「仮にその術式の開発に成功したとして、お前、それを何で試すつもりだ?」

「あ・・・そっか」

「通信球の時は、失敗しても簡単に直せるものだったからよかったけど、さすがに人間の魂を実験台にするというのは、この世界の神として見過ごすわけにはいかないわね」

「そりゃそうか…そんなことができてたら、時間をかけるしかないって答えにはなってないよね」

「まぁ、そういうこった」


ヴェールとヴィータに諭されて

自分の浅はかさに気が付いた。


ヴェールの言う通り、通信球の時は良かった。

傷付いても壊れても、私1人の力で修復できたし

何度も試せた。


でも魂となるとそうはいかない。

付いた傷は消せないし、壊れてしまったら消滅してしまう。

そうなれば、その魂は二度と生まれ変わることはできない。


傷付いた魂は、生まれ変わることはできるが

何かしらの問題を抱えて生まれてくるらしい。


「魂が傷付くってこと自体、そうそう起こるもんじゃねぇんだが、稀にあるんだよ。ぶっちゃけ原因はよく分かんねぇ」

「だから防ぎようがないのよね。ちなみに、傷付いた魂が動物に生まれ変われば人的被害を出すような害獣に、民間人なら凶悪犯罪者に、そして為政者なら暗君になるわ」


そこまでの話を聞いて、ふと思い至る。


「ねぇ、それじゃまさか、スペルディアってのは…」

「あぁ、たぶん傷付いた魂の転生体なんだろうな」

「よりにもよって神官になっちゃうとはね…私達も予想してなかったわ」


神様である2人にも原因が分からず

対策ができないということに

少なからずショックを受けた。


防げないということは、これから先も

同じようなことが起こりうるということ。

第2、第3のスペルディアが

生まれてしまうかもしれないのだ。


「それって…原因を究明したほうがいいんじゃないの?」

「それがね、昔一度やろうとしたことがあるのよ。でも…」

「邪魔されてできなかったんだよ」

「え!?ねぇ、それって…」

「あぁ、多分そういうことだ」


2人の邪魔ができるということは

神である彼ら以上の力を持っている存在であるということ。

しかし、そんな存在がおいそれといるはずがない。

可能性があるとすれば・・・


「魔核が関わってるってことね」

「ウソでしょ…何のために」


発覚した可能性に驚愕している時だった。


「どなたか、聞いておられますかな?こちら、ルイでございます。ダレル様にご依頼いただいた件、全て整いましたことをお知らせいたします。つきましてはウィムニスより、国としてタツ殿を正式にご招待する旨をお伝えするべく、使いの者を向かわせました。今しばらくお待ちください」


突如、通信球からルイ男爵の声が聞こえたのだった。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は9日、火曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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