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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第14章
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糸電話からケータイへ

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!


今日から新章に突入です!

「ふぃ〜、ただいまぁ!」


ダレルからルイ男爵の通信球を受け取って

なんやかんやありながら、私達は帰宅した。


「おかえりなさいませ」

「お疲れ様でした!」

「皆さんの反応はいかがでした?」

「んーふふ。良かったよ」


3兄弟は出迎えてくれたが、それと同時に

改良型通信球に対するダレル達の反応を知りたがった。

それぞれのリアクションを伝えると…


「うーん、やっぱダレルさんはカオリ様としょっちゅう会ってるから、そのスゴさに慣れちゃってる感ありますよね」

「アハハ。まぁ、それもあるかもしれないけど、新しい術式を開発して通信球に組み込むって作業に関しては、魔術師の方が理解があるだろうから、アーサー達とのリアクションに差があるのは仕方がないよ」


皆の反応を思い出しながら微笑ましい気持ちになっていた。


通信球に施した改良は

ざっくり言うと携帯電話と同じようなもの。


持ち主の魔力を動力としていて

通信球に魔力を流すと中の術式が発動する。

タツの力を応用し、洗脳の術式を改変したそれは

持ち主が思い浮かべた、別の通信球を持つ相手の意識に

直接働きかけ着信を知らせる。

着信を受けた相手が、話せる状態なら通話ボタンを押す

つまり魔力を流せば通話が始まるというものだった。


使用者が限定されている糸電話のような状態だったものが

魔力さえあれば誰でもいつでも使えるという

超進化を遂げたのであった。


だが、私はまだ満足していない。

現段階でもまだガラケー以下なのだ。

メールも送れないし、履歴も残らない。

しかしいつかは画像や動画を送り合い

視覚を共有できるような

スマホレベルの機能を目指したいものだ。


「んで、コレなんだけど…どうしよっか?」


私はダレルから預かったルイ男爵の通信球を取り出し

テーブルの真ん中に置いた。


「基本的には私が持ってるようにするつもりなんだけど、街や城に行く時は、置いて行かざるを得ないと思うんだよね」

「そうだな。城へ行く時に持ってっちまったら、俺達が預かった意味がねぇ」

「街もそうね。ここは静かだからいいけど、街の喧騒に通信球からの声が掻き消されてしまっては、元も子もないものね」

「全員で家を空けるということは滅多にありませんから、カオリ様がお出かけされる時は、俺達で預かります」

「うん、そうだね。そうしてもらえると助かる」


こうして、通信球の所在が決まった。

後は、いざ通信が入った時に

どの程度の音量で声が聞こえるか分からない。

ダレルが通信球を他に預けることを考えてないなかった場合

男爵はあまり大きな声では連絡してこない可能性がある。


狼達の聴力なら問題ないだろうが

私の聴力は普通の人間とさほど変わらない。

なるべく耳に近い所に携帯しておこうと考え

小さな巾着袋を作り、その中に通信球を入れ

それを首からぶら下げた。


「よし!これで態勢は万全。後は男爵からの連絡を待つのみだ」


それでも何があるか分からないから

これからしばらくは静かに、大人しくしてよう。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は4日、木曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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