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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第13章
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取り乱す人

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

魔術師団執務室にて。

応接スペースに通された俺達は

テーブルを囲み、ソファに腰を下ろした。


ケイトがお茶を入れ配膳してくれている。

それが終わるのを見計らい、アーサーが口を開いた。


「さて、大体のお話はダレルの方から伺っています。今日は情報の擦り合せと、今後の流れに伴う我々の動き方などをお話させてもらいます」

「はい。では、まずこちらからファイの件について、順番を(たが)えたことをお詫びします」

「あ!いえ、その件については大丈夫です。ダレルから話を聞いて、我々も納得していますから」


カオリ殿のいきなりの謝罪に

アーサーは少々面食らっていた。

その後今作戦の詳細を話し

互いの持つ情報と認識を擦り合わせていった。


「今回は、私が狙われての事なのに、何から何まで皆に頼りっきりになってしまってるのがなんとも心苦しいんだけど、できることは何でもやるからね!」

「確かに今回狙われたのはカオリ殿だが、この作戦はカオリ殿達の力があってこそ、初めて実行できるんだ。何も、気に病まないでもらいたい」

「うん、ありがと」

「それに、姐さんだけの問題でもないでしょう。その後ろには、この世界の存続がかかっていると言っても過言ではありませんし」

「そっか。そうだよね」


現状の共有が終われば、次は新しい情報の開示だ。

カオリ殿は改良型の通信球を取り出して

アーサーとケイトに手渡した。


「今回、改良に成功した通信球だよ。2人に渡せるのはこれ1つしかないんだけど、持っていて欲しい。今後、2人とも連携を取らなきゃいけないからね」


と、カオリ殿が話しているのだが・・・


「ええぇっ!?な、何ですかコレはぁ!?」

「ウソだろっ!?マジでどーなってんだよこれ!!」


大興奮の魔術師2人。

カオリ殿は彼らが鎮まるまで

それはそれはにこやかに静観していた。


・・・数分後


「・・・大変失礼致しました。見たこともない珍しい術式と通信球が改良されたという現実に思わず取り乱してしまいました。お見苦しいところをお見せしてしまい、申し訳ございませんでした」

「いや、ホント…すいませんでした」


我に返った2人がカオリ殿に頭を下げている様は

叱られて反省している子どものようだった。


「まぁまぁまぁ、気にしないでよ。一目みてそのスゴさが分かるんだから、2人とも大したモンだって!」

「お前は何様だ…」

「何目線での物言いなのかしら…」


上機嫌のカオリ殿に神々がツッコむという

先程と同じようなやりとりに思わずクスッとしてしまう。

この御三方も大概仲が良い。


落ち着いたところで通信球の実演を始めたのだが

手渡された時と同様、いや、それ以上のはしゃぎっぷりに

しばし収拾がつかなくなり、話を終えるまでに

まぁまぁの時間を費やしたのであった。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は30日、土曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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