戦闘訓練再び
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
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話を終え、騎士団の訓練場に向かう。
「今日は騎士団だけなんだっけ?」
「あぁ、今日の目的はあくまで先程の話だからな。魔術師団のほうは、アーサーとケイトにのみ話を通してある。あの2人とも、色々話しておかなくてはならないだろう?」
「そうだね。助かるよ」
今回の戦闘訓練はカムフラージュの意味合いが強い。
そのため小規模なものだ。
参加するメンバーも、カオリ殿とタツ
そしてヴィータ様の3名のみだ。
前回同様、コリンは嬉々としてカオリ殿に挑んでは
あっけなく蹴散らされていた。
俺も前回同様にタツと剣を交えたのだが…
「・・・タツ、まさかとは思うが、前回は手加減をしていたのか?」
「まさか。あの時はあの時で全力だったさ。ただ、前回は自分の刀以外を使うのも、人間と戦うのも初めてだったからな。勝手が分からず、受け身に回りがちだったのは否めないな」
「本当にそれだけか?」
「後は・・・強いて言うなら、俺も日々戦闘訓練はしているぞ。狼の3兄弟とカオリ達ともな」
「絶対そのせいだろ」
前回とはまるで違う身のこなしに一瞬怯んでしまった俺は
あっという間に追い込まれ、打ち負かされた。
その動きの理由を問えば、獣人、契約者、そして神を相手に
日々戦闘訓練を重ねているとの答えだ。
絶対に口には出さないが、正直勝てる気がしない。
「それは、しばらく俺も世話になりたいくらいだな」
「天下の騎士団長殿が何を弱気なことを言ってるんだ。ヴィータが常々言っているぞ『ベルマーノの騎士団は、人間の中では最強の部類に入る』とな。その長であるダレルが強くないはずがない」
「そう言ってもらえるのはありがたいが、俺はまだまだだ。先代の団長には、まだ遠く及ばない」
励ましの言葉をかけられたせいか、ふと先代を思い出し
なぜかタツにその姿を重ねてしまった。
言われた通り、負かされたことで
少し気弱になったのかもしれない。
気をしっかり持たなくては。
これから大きな戦いが待っているのだろうから。
その後、滞りなく訓練を終えた俺達は
アーサーとケイトに話をするべく
魔術師団の執務室へ向かった。
「よーこそっ!我が魔術師団の執務室へっ!」
「こんにちは。お邪魔します」
「お邪魔だなんてとんでもない!カオリ殿ならいつでも大歓迎です!」
「騒がしくて申し訳ございません。どうぞこちらへ」
テンション高めに出迎えたアーサーとは対極の
冷静なケイトの対応。
最早見慣れた光景である。
「しかし…お前のデスクは相変わらずだな。もう少しどうにかならんのか」
「えー、しょうがないじゃん。どれも大事かつ必要なんだよ」
「見苦しくて申し訳ございません。片付けたところで、この状態に戻るのは一瞬なので」
「ちょ、ケイト?さっきからなんか棘あるよ?」
アーサーの執務机の周りには、渦高く積まれた魔導書が
これでもかと置いてある。
対してケイトの執務机には、塵一つ落ちていない。
理路整然と並べられた魔導書も
見ていて気持ちが良いほどだ。
「はー…こっちもある意味凸凹コンビだねぇ」
カオリ殿がポツリと呟いた。
・・・こっちもとは、どういう意味だろうか。
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次回更新は28日、木曜日を予定しております。
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