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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第13章
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お披露目

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

「で、そのタツの力をヒントに、どのような改良が加えられたんだ?」

「うん。まずね、通信が入ると持ち主の意識に呼びかけるの。これは言葉で説明するより体験してもらった方が早いな」


興奮気味の勢いそのままに

カオリ殿は自身が持っている通信球に魔力を込め始めた。

すると、頭の中で誰かに呼ばれているような感じがした。


「分かる?それが通信球が相手の魔力をキャッチしている状態。で、それから通信球に魔力を流してみて?」


言われた通りに魔力を流してみた。

すると・・・


「「これで通信が繋がった。どう?スゴいでしょ?」」


喋っている本人が目の前にいるので声が二重になっている。

と言うことは、間違いなく繋がっている。

しかもこれは・・・


「魔力を記憶させなくていいのか」

「「そう。タツの力を応用したの。魔力を記憶させなくても、相手を認識していれば、その人の意識に働きかけることができるようにしたんだ」」


そこまで説明すると、カオリ殿は魔力を切った。


「自分が相手を認識していれば、相手が自分を認識していなくても繋がることができる。もちろん、その逆もまた(しか)りだけどね。それから、相手の魔力をキャッチして直接意識に呼びかけることで、傍目(はため)からは通信球が作動しているようには見えない。だから、都合が悪い時は魔力を流さなければ、通信球から声が聞こえることもないってわけ」

「つまり、これ1つ持っていればいつでも、知人なら誰とでも連絡が取れるわけか。…これは、画期的だな」

「本当にスゴいですね。感服です」

「フッフ〜ン。そうでしょうそうでしょう。革新的でしょう」


コリンと2人で改良された通信球に感心しきりだった。


「おい、なんでお前1人の手柄みたいになってるんだよ」

「そうよ。私達3人でやったことでしょう?」


神々は少々ご不満のようだったが。


改良の話を一通り終えると

俺はルイ男爵の通信球を手渡した。


「こちらが、ルイ男爵からお預かりした通信球だ。今の所、まだ連絡はない。知っての通り、こちらは従来型だ。いつ何時、突然通信が入るかも分からない。極力、誰かが側にいるようにして欲しい」

「うん、分かった」

「それも改良してしまうわけにはいかないんですか?」


コリンからの提案に対し、カオリ殿は困り顔を見せた。


「うーん…そうしたいのは山々なんだけどねぇ。今後の課題は互換性。従来型と改良型では、繋がるための仕組みそのものが違うから、片方だけを改良しちゃうと通信できなくなっちゃうんだよね」

「そうでしたか…。なかなかどうして、全てがうまく…とはいかないものですね」


改良には成功したが、まだ課題は残されているようだ。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は26日、火曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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