お披露目
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
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「で、そのタツの力をヒントに、どのような改良が加えられたんだ?」
「うん。まずね、通信が入ると持ち主の意識に呼びかけるの。これは言葉で説明するより体験してもらった方が早いな」
興奮気味の勢いそのままに
カオリ殿は自身が持っている通信球に魔力を込め始めた。
すると、頭の中で誰かに呼ばれているような感じがした。
「分かる?それが通信球が相手の魔力をキャッチしている状態。で、それから通信球に魔力を流してみて?」
言われた通りに魔力を流してみた。
すると・・・
「「これで通信が繋がった。どう?スゴいでしょ?」」
喋っている本人が目の前にいるので声が二重になっている。
と言うことは、間違いなく繋がっている。
しかもこれは・・・
「魔力を記憶させなくていいのか」
「「そう。タツの力を応用したの。魔力を記憶させなくても、相手を認識していれば、その人の意識に働きかけることができるようにしたんだ」」
そこまで説明すると、カオリ殿は魔力を切った。
「自分が相手を認識していれば、相手が自分を認識していなくても繋がることができる。もちろん、その逆もまた然りだけどね。それから、相手の魔力をキャッチして直接意識に呼びかけることで、傍目からは通信球が作動しているようには見えない。だから、都合が悪い時は魔力を流さなければ、通信球から声が聞こえることもないってわけ」
「つまり、これ1つ持っていればいつでも、知人なら誰とでも連絡が取れるわけか。…これは、画期的だな」
「本当にスゴいですね。感服です」
「フッフ〜ン。そうでしょうそうでしょう。革新的でしょう」
コリンと2人で改良された通信球に感心しきりだった。
「おい、なんでお前1人の手柄みたいになってるんだよ」
「そうよ。私達3人でやったことでしょう?」
神々は少々ご不満のようだったが。
改良の話を一通り終えると
俺はルイ男爵の通信球を手渡した。
「こちらが、ルイ男爵からお預かりした通信球だ。今の所、まだ連絡はない。知っての通り、こちらは従来型だ。いつ何時、突然通信が入るかも分からない。極力、誰かが側にいるようにして欲しい」
「うん、分かった」
「それも改良してしまうわけにはいかないんですか?」
コリンからの提案に対し、カオリ殿は困り顔を見せた。
「うーん…そうしたいのは山々なんだけどねぇ。今後の課題は互換性。従来型と改良型では、繋がるための仕組みそのものが違うから、片方だけを改良しちゃうと通信できなくなっちゃうんだよね」
「そうでしたか…。なかなかどうして、全てがうまく…とはいかないものですね」
改良には成功したが、まだ課題は残されているようだ。
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次回更新は26日、火曜日を予定しております。
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