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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第13章
187/319

遠くの親戚より近くの他人

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

「ふんふん、なるほど。要するに、私がその通信球を預かって、ルイ男爵から連絡が来たらダレルに知らせればいいのね?」

「そうだ。頼めるだろうか?」

「もちろん!任せてよ」


俺はカオリ殿にここまでの進捗状況を報告し

(くだん)の通信球を預かってもらうよう依頼した。


「それにしても、やっぱり現行の通信球では不便があるようだねぇ」

「まぁ、そうだな。そもそもこんな事が起きるなどと、想定していなかったしな」

「フッフッフッ。そんなあなたに朗報です!なんとこの度、通信球の改良に成功いたしました!拍手!」


通信球の向こうから、パチパチと手を叩く音がする。

なんとも微笑ましい雰囲気が漂う。


「本当か!?どのように…あぁ、いや、詳しい話は後で聞かせてくれ。とりあえず、ルイ男爵の通信球を渡したいのだが…俺の方から何度も行くのも怪しまれそうだ。近いうちにまた、騎士団の戦闘訓練に参加してもらえないだろうか?改良の話もその時に」

「いいよ。いつがいい?」

「では、来週辺りにでも。よろしく頼む」

「了解。タツも連れて行くね」


そうして通信を終えた。


そこから1週間。

男爵も急いでくれているだろうが

そんなに早く準備が整うこともないだろうと思い

少し迷いはしたが、通信球は極力自分で持つようにした。


その間にコリンの体力も回復し、事の次第を説明した。

その後、俺が通信球を持っているのが危険な時は

コリンに預けるようにした。


陛下に申請をしたり、団員達に通達をしてるうちに

1週間はあっという間に過ぎた。

そして当日。


「いよっ!なんか久しぶりだねぇ。ちょっと懐かしさすら感じるよ」


カオリ殿は機嫌が良さそうだ。

改良型の通信球をお披露目できるのが嬉しいのだろう。


まずは陛下に会って挨拶をしてもらう。

滞りなく済ませ、執務室に通した。

そしてコリンも交え、改めてこれまでの話をした。


「するとアーサー、ケイト、コリンの3人は容疑者から除外されて、もうこちら側の事情を知っているってことね?」

「あぁ、この3人が裏切るとは思えない」

「フフッ。団長からの信頼なんて、何よりのご褒美ですね」

「そっか。…うん、ダレルの判断を信じるよ。でも、ちょっと意外だったな」

「?何がだ?」

「いや、身内であるお父さん(ノービス)お兄さん(アンソニー)より、言い方は悪いけど他人を信用するんだなって思って」

「確かに、自分の肉親を信用したいという気持ちは大いにある。だが客観的に見れば、疑わしいのは事実だ。父は元々王位継承権を持っていたわけだし、今だって宰相という立場上、俺より陛下と共にしている時間の方が長い。兄もまた(しか)りだ。それよりは、現在進行系で同じ釜の飯を食っている仲間達の方が、気心も知れているし、互いに理解し合えているという自負があるからな」

「なるほど、納得。そうすると…どうしようかな」

「何がだ?」

「改良した通信球を誰に持ってもらうか。実はね、5つあるの」

「はっ?」


何と驚いたことに、俺が預けた通信球を改良し

それが成功するやいなや、神々がそれを複製したらしい。

恐るべし神の力。

悪しき者が欲しがるというのも納得だ。

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は21日、木曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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