表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の神はインモラル  作者: アリス
第13章
186/319

頼れる人達

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

コリンが帰って来た。

一体、どれほど急いでくれたのだろう?


その顔には疲労の色が濃く(にじ)

明らかに出発前より痩せていた。


「ただいま戻りました。お役目、無事に果たせましたよ。・・・はい、コレ。男爵殿からのお返事です」

「!!コリン、お前っ・・・あぁ、よくやってくれた。ありがとう。とにかく今はしっかり休んで、体力を回復させてくれ。話をするのはそれからだ。本当に、ご苦労だった」

「えぇ、お役に立てて何よりです。では、失礼します」


俺に手紙の返事と小箱を渡したコリンは

覚束(おぼつか)ない足取りで、自室に戻っていった。


本来なら、一般人が陸路で普通に歩いて

ウィムニスのルイ男爵領まで行こうとすれば

往復するだけでも1ヶ月はかかる。

それを、コリンはたった3週間で戻ってきた。


あのコリンの様子から察するに

恐らくは、昼となく夜となく

馬共々、最低限の休息だけで走り続けたのだろう。


コリン自身ももちろんだが

アイツの愛馬が壊れていないか心配だ。

後で様子を見に行こう。


コリンを見送り執務室へ戻ると

ルイ男爵からの手紙を開いた。

一緒に渡された小箱も気になったがまずは手紙に目を通す。


      *      *      *


     ダレル・バートン様


お手紙、しかと受け取りました。

持参してくれたコリン殿の様子からただ事ではないと判断し

至急拝読致しました。


事の次第を理解したため、急ぎお返事を書かせて頂きます。

内通者がいるかもしれないとのことでしたが

この状況を鑑みて、その嫌疑をかけられているのが

やんごとなき立場の方々とお察し致します。

つきましては、頂いたお手紙にあった依頼は

全て承ります。

こちらの準備が整い次第、お知らせ致します。

どうか、その通信球を常にご携帯頂きますよう

お願い致します。


     ルイ・サピエンテ・ウィムニス


      *      *      *


「よし、これでひとまずは第一関門クリアといったところか」


手紙は間違いなく本物。

ミドルネームである「サピエンテ」は所謂(いわゆる)隠し名。

この名前を知っているのは、各国の王族でも

ほんの一握りだ。


手紙を読み終え、椅子の背もたれに体を預けた。

気になっていた小箱は、手紙にあった通信球だろう。


そこでふと、問題が浮上したことに気付く。

この通信球を俺が持っているのは少々危険だ。

俺の立場上、容疑者である面々と顔を合わせる事が多い。

俺が持っていれば、男爵殿からの連絡があった時

その声を容疑者に聞かれてしまう恐れがある。


それは俺に限ったことではなく

アーサー、ケイト、コリンの3名も同じだ。

誰か他の者に持っていてもらう方が安全だろう。


「問題は、誰に預けるか…だな」


独りごちて、頭の中で預けられそうな人を思い浮かべる。

俺達団長格は論外なのだが、今回の計画を知らない者を

巻き込むわけにもいかない。


すると、条件に合うのはファイなのだが

彼女にしても、基本は魔術師団の宿舎で生活しており

周囲には、常に誰かしらがいるだろう。

城内の人間に持たせるのは、あまり気が進まない。

どこから秘密が漏れてしまうか分からないからだ。


「すると、やはりあの方達がいいのだろうな」


そう思い至り、通信球に魔力を流す。


「カオリ殿、カオリ殿、聞こえるだろうか?こちらダレルだ」

「ヌォ!?あ、あぁ…ハイハイ、こちらカオリですよ。どうしましたー?」


通信球をカオリ殿に繋ぐといつも第一声が妙な奇声なのだが

これには、何か意味があるのだろうか?

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は19日、火曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ