仲間と信頼
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!
さすがの洞察力だ。
俺達騎士は、戦いにおいて
臨機応変に対応できる柔軟性と判断力
そして実行するための行動力が求められるが
通常、騎士団のサポートに回ることの多い魔術師には
更に情報処理能力と決断力
そして視野の広さが求められる。
一流の魔術師ともなると、一を聞いて十を知る。
その集団の長ともなれば尚更だ。
アーサー、ケイト、コリンの3名は
実質もう容疑者からは外れているようなものだし
何より、アーサーには今後シンシアの事を
話さなくてはならない。
これから説得をしなければならない相手に
隠し事をしたり、突っぱねたりするのは得策ではない。
ましてやこの状況で、隠し通せるとは到底思えない。
「んん…実は色々あってな…」
俺は、カオリ殿への襲撃から現在に至るまでの事を
掻い摘んで説明し、最後に一度でも2人に疑いの目を
向けたことを詫びた。
「いや、その状況ではしょうがないだろ」
「私がダレル団長と同じ立場でも、私達を疑うと思います」
「で、コリンに手紙を託した。と」
「あぁ。アイツは理由も聞かずに俺の無茶振りに応えてくれるからな。後でしっかり礼をしなければ」
「いやいや、アイツに礼とかいらんだろ。アイツ自身が望まんて」
「コリンにとっては、ダレル団長が彼としっかり向き合って、認めてくれる事こそが至高の喜びですからね」
アカデミーでコリンと同期だったこの2人は
アイツの性格をよく分かっている。
コリンの過去も知っているし
俺のことを主と呼び始めた経緯もしっており
コリンにとっては、自身の全てを知る
数少ない理解者だった。
「そうだな。アイツが俺やこの国を裏切るような真似をするとは到底思えない。万が一犯人ならば、今回の計画は失敗確定だが、それはないと妙に確信がある」
「俺もそう思う。コリンに限って…という気持ちが強い。だからこそ、万が一裏切られていたら、立ち直れる気がしないな」
「同感だ」
「ちょっと、2人とも縁起でもない事を言わないでください!」
そんな軽口を言い合えるほどには
彼らのことを信頼していた。
ここまで共に国を守り、背中を預け合ってきた仲間だ。
こんなことで、その信頼が揺らいでたまるか。
「んで?男爵殿の手紙にはなんと?」
「あぁ、そのことだが、男爵殿の返答次第では、お前達にも協力してもらうことになるかもしれない」
「もちろんです。私達で力になれるなら」
俺はルイ男爵に宛てた手紙の内容と
自分が実行しようとしている作戦を2人に伝えた。
「なるほど…まず、隠ぺいの魔法が空間にかけらんねってのが驚きだな」
「できることなら、術式を教えて頂きたいですね」
「研究目的なら教えてくれるだろう。一般的に広めるにはかなり危険な代物だがな」
「それにしても、随分と大胆な作戦を立てたもんだなぁ」
「確かに、その作戦を実行に移すとなると、転移魔法は不可欠ですね」
心強い2人の協力を取り付けた。
後は、コリンの帰りを待つばかりだ。
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