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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第12章
175/319

懸念事項 -sideダレル-

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

「じゃあ、とりあえず俺達はこれで」

「うん。連絡待ってるから、よろしくね」


俺達はカオリ殿の家を出て、城へ戻ってきた。

そして、ファイを連れて執務室へ入った。


「さて、ここからはかなり慎重に動かなくてはならないな」

「そうですね。情報を流す人間を見極めなければなりませんね」

「…ファイ、遮音の結界を張れるか?」

「はい。お待ちください。・・・OKです」

「では、これから今現在俺が考えている作戦を伝えるが、何か不備を感じたら、遠慮なく言って欲しい」

「分かりました。お願いします」


作戦は至ってシンプル。

まずカオリ殿達に引っ越しをしてもらう。

その上で、容疑者となっている者達には

引っ越し先として、それぞれ別の場所を教えておき

その場所全てにファイのマーキングをしてもらう。


そして、その辺のエリアに幻術と隠ぺいを施してもらい

今、カオリ殿達が住んでいる所と

同じような状況を作ってもらう。


「その上で、様子を見ながら待っていれば、また襲撃があるんじゃないかと思うんだ。今回のようにアンデッドかもしれないし、魔獣や野盗などをけしかけるかもしれない。…本人が乗り込んできてくれれば一番手っ取り早いが、その可能性は低いだろうな」


俺の話を黙って聞いていたファイは

自身の考えをポツポツと話しだした。


「ダレル団長の作戦は理解しました。私の魔力を利用されたことを、逆手に取るってことですよね?…あの、考え過ぎかもしれませんが…私が監視されてる可能性はありませんか?」


今回の襲撃は、ファイの魔力を目印にカオリ殿達の

縄張りの外、つまり魔力感知の範囲外から

アンデッドを向かわせてきたようだった。


それ程までに正確にファイの魔力を感知できるなら

彼女の動向を監視するのも可能なはずだ。


「もしそうだったら、私があちこちでマーキングをするのは少し不自然というか、怪しまれませんか?」

「それもそうだな。何か良い案がないか、カオリ殿と相談してみよう」


その場で通信球を繋ぎ、呼びかける。


「カオリ殿?聞こえるか?ダレルだが」

「ぅお!?びっくりした…。ハイハイ、こちらカオリですー。早くない?もう準備できたの?」

「あ、いや、そういうわけじゃなくてだな…」


俺は今回の作戦の概要と、ファイト話した懸念事項を話し

何か良い案はないかと求めた。


「うーん、確かに警戒するに越したことはないね。ファイが私達と行動を共にして、あちこちでマーキングをしても怪しまれない理由が必要ってことだよね?・・・難しいな」


皆で頭を悩ませ、うんうん唸っていると

「あのぅ…」と控えめな声が聞こえた。


「ん?ルリカ?何か良い案あった?」

「実は、私達(わたくしたち)から、ファイ様にお願いがございまして、それがもしかしたら使えるのではないかと思いましたの」

「お願い?私に?」


突然のドラゴン達からのお願い。

一体、何だろうか?

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は22日、木曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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