表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界の神はインモラル  作者: アリス
第11章
165/319

今更な疑問

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

話が一通り済んだところで、私は最初からずーっと

引っかかっていた事をダレルに聞くことにした。


「あの…今更なんだけど、非常に聞きづらいんだけど…『すたんぴーど』って何?」

「・・・・・・」

『『・・・・・・』』


あ、ヴェールとヴィータも呆れてる。

くっそ。しょうがないだろ!

なんとなーくは分かっていたけど、確信はなかったし

ちゃんと聞くタイミングもなかったし

聞ける雰囲気でもなかったし!


「あ、それは俺も思っていた。よく分からんが、きっと大変なことなのだろうということだけは察していた」


タツが軽く挙手をして同調してくれた。

タツと目配せをしながら「ねぇ?」と言わんばかりに

小首を傾げると、ダレルは私達が異世界の住人だった

ということを改めて思い出したのか

ハッとした表情を見せ、説明してくれた。


「スタンピードとは、魔獣の集団が暴走することだ。重複になるが、魔獣は人間の死後、残った負のエネルギーと魔力が結合し生まれる。であれば、当然多くの死者が出た後は、それだけ魔獣が増え、スタンピードが起こりやすくなる。国同士のいざこざや、それこそスタンピード自体が原因で死者が出ることもあるし、特に契約者が召喚されるような事態が終息した後というのは尚更だな。一般的には魔獣の大群が暴れ回ることを指すのだが、極稀にイレギュラーが発生することがある」

「イレギュラー?」

「あぁ。どういうわけか、通常は別個体だった魔獣の集団が一つに合体し、とんでもない化け物が生まれることがあるんだ。実は、シンシアが巻き込まれたのは後者のスタンピードでな。東部一帯にかなりの被害が出た」


通常のスタンピードならば、数こそ多いものの

1体の強さはそれほどでもないため、その場に居合わせた

冒険者や、多少腕に覚えのある民間人

何より、その地に駐在している騎士団と魔術師団により

被害は最小限に留めることができるのだが

ダレルの言うイレギュラーが発生してしまうと

一兵卒が束になったところで、話にならないらしい。

隊長、団長格が多数出張って、ようやく事態を

鎮静化できるんだそうだ。


「あれでも最速で動いたんだ…。通報を受け、部隊を編成、召集し、騎士、魔術師共に数回に分けて転移した。だが、俺達が到着した時には、もう既にかなりの被害が出ていた。そしてその被害者の中にシンシアもいたんだ。息があれば助かる可能性はあったが、発見した時にはもう…」


沈痛な面持ちを浮かべながら、当時のことを語ってくれた。

本当はアーサーも現場に到着した時点で

真っ先にシンシアを探したかっただろうが

団長という立場である以上、それが許されなかっただろう。とも。


「スタンピードのイレギュラーは、最早災害のようなものだ。太刀打ちできる者がいないと分かれば、当然人はパニックになる。そうして混乱が広がり、避難が遅れる間に被害が拡大していくんだ」


そう話すダレルは

自分自身も救えなかった多くの命があったことを

非常に悔いているようだった。

ここまでお読み頂きありがとうございました。


ここで第11章は終わりになります。

次回から新章に入り、ちょっとお話が動く予定です。


次回更新は30日、火曜日を予定しております。

よろしくお願い致しますm(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ