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異世界の神はインモラル  作者: アリス
第11章
152/319

世界は広いが世間は狭い

いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ

本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!

「諸々の心遣い、本当に感謝致す。何と礼を申せばよいか…。今のところは何不自由なく生活させてもらっているし、不愉快な思いもしてはいないが、招待して頂けるなら、喜んで伺わせてもらうとお伝え願いたい」


タツの返事を聞き、陛下も男爵も満足気に目を細め頷いた。

私としても、タツの居場所が増えたことが嬉しかった。


その後は再び和やかムードで晩餐会は進み

宴もたけなわとなった頃、アンナ王女が私に質問してきた。


「あの、カオリ様?(わたくし)ずっと気になっていたのですが、その髪飾り…」


と、私の髪を留めている装飾品を指さした。

実は今日の私、ちょっとおめかしをしているのだ。


       *       *       *


(さかのぼ)ることちょっと前。

私達が客間に案内された時

部屋の広さや豪華さにも驚いたが

部屋付きのメイドさんが数名いたことにも驚いた。


晩餐に招待されたと聞いた時から不安には思っていた。

私、服これしかないよ?と。

そんな不安を汲んでくれたようで

部屋にはドレスと部屋着を、一泊しかしないよね?と

確認したくなるほどの枚数を用意してくれていた。


そんなわけでそのメイドさんたちが

あーでもないこーでもないと相談しながら

私にドレスと着せてくれたのだが

その時にふと思い出したのだ。


ウィムニスのギルドで掲示板にあった依頼をこなし

その礼にともらった髪飾り。

それを一度も使ったことがなかったなぁ…と。

なので、せっかくだからここで使おうと

メイドさん達にお願いして着けてもらったのだ。


       *       *       *


「はい、髪飾りがどうかされましたか?」

「えぇ、あの…もし間違いだったらごめんなさい。ひょっとして、ソフィア叔母様のものでは?」

「え!?はい!え?ソフィア()()()?」


私が驚いていると、ヴェールとヴィータも驚いていた。

その後、陛下がソフィアさんと

自分達との関係を説明してくれた。


「ソフィアは先代王の妹の娘、つまり私の従妹(いとこ)だ。先代の妹、私の叔母に当たる人だが、幼少の頃よりどうにも手を付けられないお転婆娘だったらしくてな、年頃になっても嫁の貰い手が見つからず、先々代の国王夫妻も頭を悩ませていたそうだ。だがそんな折、外遊で訪れたウィムニスで、当時ウィムニス騎士団の団長をしていた公爵家の跡取りに一目惚れをしたそうでな。猛アプローチの末、その公爵家に降嫁することが決まり、その末に生まれたのがソフィアというわけだ。お転婆だった母と騎士団長の父の血が見事に現れ、とても優秀な魔術師として活躍していたな」


な、なんと!

あのおっとりマダムにそんな経歴が!?

魔術師団で上の役職だったのは本人から聞いていたけど

まさか、王族の血縁者だったとは…。

えーっと、陛下の従妹ってことは・・・

ダレルにとっても従妹叔母(いとこおば)か!


「そうだったんですか!実はこの髪飾りは・・・」


そうして髪飾り入手の経緯を話すと皆一様に納得していた。

世界は広いが世間は狭い。

そんな言葉が頭をよぎった。


「それにしても、あなたスゴイわね!」

「あぁ、人間でここまでできるのは初めて見たな」


急にヴェールとヴィータが褒めだした。

・・・え?誰の、何を?

ここまでお読み頂きありがとうございました。

次回更新は23日、土曜日を予定しております。


よろしくお願い致しますm(_ _)m

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