落ち着かない
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
本日もお越し頂きまして、誠にありがとうございます!
諸々の話がまとまったところで、従魔達は騎士団寮へ
私達は晩餐に招待されることとなった。
城の方へ戻ると、ダレルパパこと宰相のノービスさんに出迎えられ
改めて挨拶を交わすと、客間に案内された。
「晩餐の準備が整いましたら呼びに参りますので、それまでどうかおくつろぎ下さい」
・・・すっごい部屋だ。
さすがは王城。目がチカチカする。
慣れるまでは落ち着かなかった。
ありがたいことに、部屋を人数分用意してくれていたようだが
人員の入れ替えがあったり、騎士団寮に泊まると言い出したりで
結局使われるのは2部屋だけだった。私とタツで1部屋ずつ。
ヴェールとヴィータにも部屋を使わないのか聞いたのだが…
「別にいいわよ。私達は眠る必要はないし」
「それに、今後はお前から離れるのが不安なんだよ」
神様が不安とか…大丈夫だろうか。
どうやら2人の中では、未だにアカリさんのことが悔やまれているようだった。
スペルディアに狙われることが確実となった今
警戒をして、し過ぎるということはないだろう。
「それにしても、タツは大丈夫かな」
「何が?」
「いや、今までの感じから、なんかこう…タツって質素倹約みたいな生活をしてたっぽいから、こういう部屋でちゃんとくつろげるのかなーと思って」
「確かにな。タツの工房と部屋を増築した時も、広すぎると落ち着かねぇって言ってたな」
そんな話をしていると晩餐の準備が整ったらしく、迎えが来た。
同じように呼ばれ、隣の部屋から出てきたタツは
心なしかゲッソリしているように見えた。
「?タツ?大丈夫?なんかあった?」
「あぁ・・・いや、なんというかその…部屋が広すぎて身の置き場がなくてな」
「「「やっぱり」」」
これはもう、明日の朝一で家に返してあげよう。
案内に従い食堂に到着すると、扉が開かれた。
中に入るとそこには、マンガやゲームでしか見たことのないような
長いテーブルに、真っ白なテーブルクロスと赤いテーブルランナー
金の燭台に美しく整列している銀食器。
人数分が等間隔に配置された背もたれの高いイス。
壁際にビシッと並んだ給仕係のうち数名が
誰かが座っているイスに歩み寄り、スッとイスを引くと
国王陛下…と、美しいドレスに身を包んだ妙齢の美女が2人
そしてその2人に面立ちのよく似た美青年が1人。
私達を待っていたように立ち上がった。
「よくいらして下さった。さぁ、どうぞこちらへ」
「本日は晩餐にお招き頂きありがとうございます。失礼します」
陛下と軽く挨拶を交わすと、各々案内された席についた。
しかし、席が1つ余っている。
他にも誰か来るのかな?と思っていると
陛下が紹介と説明をしてくれた。
「この者達は私の家族だ。まず、妻のテオドラ。それから息子のアレクシオと娘のアンナだ。それともう1人…家族ではなく親戚なのだが、ぜひ紹介しておきたい者がいてな。だが、少々遅れているようだ」
・・・キレイなお姉さんだと思っていたら、奥さんだった。
それに2人の子ども達も…。
王族に美形が生まれやすいというのはどうやら本当のようだ。
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