数字の行列を指すらしい
いらっしゃいませぇヽ(=´▽`=)ノ
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これを励みに、精進して参ります。
初っ端から全力正面突破を強行するジャイル。
アグニアの街で手合わせした時もそうだったけど
相変わらず体躯の割に一撃が重い。
そんな正面からの攻撃をしばらく捌いていると突然ジャイルが視界から消えた。
驚いたのも束の間背中に強い衝撃を受け前方に吹っ飛ばされた。
慌てて体の向きを変え地面に剣を突き立てブレーキにする。
すると止まるのを待ち構えていたかのように左側から拳が飛んできた。
地面を蹴り拳を突き出して砲弾のように飛び込んできたジャイルの攻撃に
思わずのけぞり躱すことキアヌの如く。
飛び込んできた勢いそのままにのけぞった私の上を通過していくジャイルの腹を
バック転の要領で蹴り上げた。
上空で器用に体勢を立て直し見事に着地したジャイルに
今度は私から仕掛けた。
コリンの時はほぼ防戦になってしまっていたから見れなかったのだが
この武器でどうやって相手の攻撃を受け止めるのか興味があった。
なるべく隙を与えないように連打をしているのだが
避ける一方で受け止めることはしない。
まさか受け止める術がないのだろうか?
だとしたら避けきれなかった時には確実に大ダメージを負うことになる。
何とも危険な…ある意味捨て身の武器ではないか。
私の連打はジリジリとジャイルを追い詰めていたようで
徐々に焦りの色が見え始めた。
そしてとうとう私の攻撃を避けきれないと判断したのか
腰元にあったダガーナイフを抜いた。
そして間一髪私の剣を受け止める。
「なるほど~、攻撃を受け止める術はちゃんとあるんだね」
「えぇ、まぁ。本当はこれを使う前に勝負を決めたかったんですけど、カオリさん相手じゃさすがに無理ですね」
一瞬拳で受け止めるのかと思ったが考えてみればメリケンサックなら
ボクシンググローブとは違い拳が固定されるわけでははないので
物を掴むことができる。
当然素手や革手袋と比べれば握りにくいことこの上ないだろうが
それでも相手の攻撃をまともに食らうよりはマシだ。
恐らくその使いづらさを考慮して「使う前に勝負を決める」
という訓練をしているのだろう。
確かにこの武器はスピードと手数に自信がなければ選んだところで自殺行為だ。
ここまで来るとジャイルは自分の劣勢を覆すことが難しいと悟ったようで
自身の敗北を宣言した。
「やはり、今の僕ではまだ無理ですね。降参です」
「それまで!勝者、カオリ様!」
ギャラリーがざわめき、皆一様にジャイルの健闘を讃えていた。
私自身、ジャイルの成長には目を見張るものがあった。
ビンタ一発で沈められ、身体強化の副作用に苦しんでいた子が
私の背中に蹴りをかまして、互角に打ち合えるだけの実力をつけたのである。
そこまでの彼の努力と苦悩を想像し、頭が下がる思いだった。
ここまでお読み頂きありがとうございました。
サブタイは頭に「マトリックスとは」をつけてもらえると
意味が通じるようになるかと・・・(*^^*)
次回更新は9日、土曜日を予定しております。
よろしくお願い致しますm(_ _)m




